○飯島 勝矢1 (1. 東京大学高齢社会総合研究機構)
セッション情報
シンポジウム
特別講演
学術シンポジウム
口腔機能低下症のアウトカムと評価基準の再評価
2018年6月23日(土) 14:10 〜 16:00 第1会場 (8F 大ホール)
座長:水口 俊介(東京医科歯科大学大学院高齢者歯科学分野)
【略歴】
1983年 東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
1987年 同大学大学院歯学研究科修了・歯学博士
1989年 同大学歯学部高齢者歯科学講座助手
2001年 同大学大学院口腔老化制御学分野講師
ロマリンダ大学歯学部客員教授
2006年 同大学大学院高齢者歯科学分野助教授
2007年 同大学大学院全部床義歯補綴学分野教授
2012年 同大学大学院高齢者歯科学分野教授
日本咀嚼学会理事長
日本義歯ケア学会理事長
日本老年歯科医学会常任理事,専門医・指導医
日本補綴歯科学会理事,専門医・指導医
【抄録】
2年前に発表された「口腔機能低下症」は本年の診療報酬改定に組み入れられた。学会見解論文作成時の喧々諤々の議論から,つい先日のGerodontology acceptまであっという間に2年が経過した。しかしながらその間にもさまざまなエビデンスが追加され議論が継続している。
まず基調講演として東京大学高齢社会研究所教授の飯島勝矢先生に,昨年11月に柏スタディーから発表されたオーラルフレイルとMortalityに関する研究を中心に,今後全身と口腔に関する研究が地域包括ケアシステムの中でどのように生かされていくかを論じていただく。次に上田貴之先生に,これまでの報告を基に各下位項目の検査値のカットオフ値について再検討していただく。津賀一弘先生には,口腔内で最も重要なパフォーマンスを発揮する舌についての最新の研究結果から舌圧の再評価について解説いただく。そして最後に松尾浩一郎先生より今後の方向性について委員会からの提案を示していただき,活発な議論の資としたい。
○上田 貴之1 (1. 東京歯科大学老年歯科補綴学講座)
○津賀 一弘1 (1. 広島大学大学院医歯薬保健学研究科先端歯科補綴学)
○松尾 浩一郎1 (1. 藤田保健衛生大学医学部歯科・口腔外科)