[MS1-2] 障害者歯科医療からみた脳卒中患者への対応
【略歴】
1987年 福岡歯科大学歯学部卒業
1987年 同大学麻酔学教室入局
1991年 福岡歯科大学歯科麻酔学講座助手
1992年 福岡歯科大学高齢・障害者歯科助手
1999年 (医)大乗会福岡リハビリテーション病院障害者歯科部長
2002年 沖縄県口腔衛生センター歯科診療部長
2004年 (医)博仁会福岡リハビリテーション病院歯科部長
1987年 福岡歯科大学歯学部卒業
1987年 同大学麻酔学教室入局
1991年 福岡歯科大学歯科麻酔学講座助手
1992年 福岡歯科大学高齢・障害者歯科助手
1999年 (医)大乗会福岡リハビリテーション病院障害者歯科部長
2002年 沖縄県口腔衛生センター歯科診療部長
2004年 (医)博仁会福岡リハビリテーション病院歯科部長
脳卒中は多彩な臨床症状と機能障害を引き起こすため,急性期から回復に向けたプロセス管理が行われる。急性期は「疾病の治療」が中心に行われ,回復期では運動機能や日常生活動作(以下,ADL)の能力低下に対する「障害の改善」を目的としたリハビリテーション(以下,リハ)が行われる。回復期は急性期と生活期をつなぐ重要な時期で,歯科的にもスペシャルニーズの対応が特に必要な時期になる。生活期は獲得したADLの低下防止を目的とした「生活の安定」のためのマネジメントが行われる。このように脳卒中では「疾病」から「障害」,「障害」から「生活」へとアプローチの視点が変化していく。回復期では入院時のADL能力の程度により転帰予測に基づいたリハゴール設定が行われるが,患者の重症度やADL能力の程度はさまざまであり,口腔環境もこれらの要因により大きく影響を受ける。
本シンポジウムでは回復期病院における脳卒中患者のADL能力に準じた歯科的対応について,当院の取り組みを含めて述べてみたい。
本シンポジウムでは回復期病院における脳卒中患者のADL能力に準じた歯科的対応について,当院の取り組みを含めて述べてみたい。