一般社団法人日本老年歯科医学会 第29回学術大会

講演情報

日本歯科医学教育学会共催シンポジウム

特別講演

超高齢社会に対応できる臨床能力の養成プログラムを考える - ICTを活用した共通の準備教育と多様な臨床実習の実施

2018年6月22日(金) 15:50 〜 17:00 第3会場 (6F 大会議室)

座長:宮﨑 隆(昭和大学歯学部歯科理工学部門)

共催:日本歯科医学教育学会

[S4-1] 3大学共通のICT教材と昭和大学における急性期チーム医療実習

○片岡 竜太1 (1. 昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座歯学教育部門)

【略歴】
1985年 昭和大学歯学部卒業
1989年 昭和大学大学院歯学研究科修了・歯学博士
1994年 米国ノースカロライナ大学客員研究員
2000年 昭和大学歯学部口腔外科学教室講師
2008年 昭和大学歯学部歯科医学教育推進室 室長 准教授
2011年 昭和大学歯学部教授(現在に至る)
日本口腔外科学会専門医
日本医学教育学会認定医学教育専門家
日本歯科医学教育学会常任理事
日本医学教育学会代議員
日本保健医療福祉連携教育学会理事
 超高齢社会に対応できる歯科医師を養成する目的で,文部科学省大学間連携共同教育推進事業の補助を受けて,北海道,北東北,関東の3連携大学が,歯科医師会と協働して,全身と口腔との関連,基礎疾患を有する患者に対する歯科診療,チーム医療,口腔乾燥症などについて3大学共通のICT教材を開発しました。超高齢社会に対応する臨床実習をより充実させるために,各大学のカリキュラムに沿って3年次から5年次にかけてICT教材を活用した授業を実施しています。臨床実習終了時に3大学学生交流を行い,地域の異なる3大学学生が高齢者に関する地域医療実習で学んだ内容を振り返りながらディスカッションを行います。
 昭和大学では初年次から段階的に医学・歯学・薬学・看護・理学・作業療法学科連携の多職種連携教育を実施しています。6年次に実施している4学部連携病棟実習における学生の学びの様子から3大学共通のICT教材を導入した成果をお話しします。