[S7-5] 歯科医師国家試験と老年歯科医学
【略歴】
1983年 松本歯科大学卒業
松本歯科大学障害者歯科学講座助手
1990年 歯学博士,松本歯科大学講師(障害者歯科学講座)
2000年 松本歯科大学助教授
2007年 松本歯科大学教授(特殊診療科,大学院健康増進口腔科学講座)
2008年 松本歯科大学教授(障害者歯科学講座,病院特殊診療科教授兼務,大学院教授兼務)
2018年 松本歯科大学教授(地域連携歯科学講座,大学院教授兼務,総合歯科医学研究所兼務)
日本老年歯科医学会理事・専門医・指導医
日本障害者歯科学会理事・専門医・指導医・教育検討委員会歯学部会委員長・専門医委員会委員長・診療ガイドライン作成委員会委員
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士・評議員・認定委員会委員
日本有病者歯科学会会員・日本有病者歯科医療学会編『有病者歯科学』編集委員
1983年 松本歯科大学卒業
松本歯科大学障害者歯科学講座助手
1990年 歯学博士,松本歯科大学講師(障害者歯科学講座)
2000年 松本歯科大学助教授
2007年 松本歯科大学教授(特殊診療科,大学院健康増進口腔科学講座)
2008年 松本歯科大学教授(障害者歯科学講座,病院特殊診療科教授兼務,大学院教授兼務)
2018年 松本歯科大学教授(地域連携歯科学講座,大学院教授兼務,総合歯科医学研究所兼務)
日本老年歯科医学会理事・専門医・指導医
日本障害者歯科学会理事・専門医・指導医・教育検討委員会歯学部会委員長・専門医委員会委員長・診療ガイドライン作成委員会委員
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士・評議員・認定委員会委員
日本有病者歯科学会会員・日本有病者歯科医療学会編『有病者歯科学』編集委員
昭和60年に歯科医師国家試験出題基準が初めて策定されたときの老年人口は10.3%であったが,最近のデータ(2016年)では27.3%である。超高齢社会になり,歯学部教育における老年歯科医学教育の社会的ニーズがますます高まっているのを受けて,平成22年の出題基準では,大項目のなかに高齢者の名称があるのみであったが,平成26年の出題基準では,「各論Ⅵ 高齢者の歯科診療」と位置づけられ,国家試験問題の出題割合が約6%とされた。さらに平成30年度の出題基準では,国家試験問題の出題割合が約8%と増加した。過去10年間の歯科医師国家試験問題をみていくと,如実に社会ニーズが反映された出題傾向となっている。歯科医師国家試験出題基準と過去10年間の出題された問題をひもとき,老年歯科医学会の教育基準との関連を見直すとともに10年間の出題状況を確認し,改めて老年歯科医学の教育を考える機会にしたい。