[S9-1] 老年歯科医学会専門医は総合診療専門歯科医としての役割を果たせるか!
【略歴】
1982年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1982年 昭和大学歯学部助手
1985年 佐久市立国保浅間総合病院歯科口腔外科医長
2011年 佐久市立国保浅間総合病院医療技術部長
日本老年歯科医学会指導医・認定医・代議員
日本静脈経腸栄養学会認定歯科医
1982年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1982年 昭和大学歯学部助手
1985年 佐久市立国保浅間総合病院歯科口腔外科医長
2011年 佐久市立国保浅間総合病院医療技術部長
日本老年歯科医学会指導医・認定医・代議員
日本静脈経腸栄養学会認定歯科医
超高齢社会のなかで,高齢者に対する歯科医療はますます重要になってきている。一方で歯周病をはじめとして,口腔の疾患が全身の疾患と大きく関わっていることが近年の研究で明らかになってきている。したがって,さまざまな全身疾患を有している高齢者に対し歯科治療を確実に行うことは,高齢者の全身的健康に大きく寄与できると考えられる。
病院歯科で長年多くの高齢者に対する歯科医療を実践するなかで,高齢者に対する確実な歯科医療には2つの重要な要素があると考えている。1つは口腔疾患に対する診断と治療のスキルである。もう1つは高齢者に対する理解である。
本シンポジウムではこうした2つの要素について考察を進めながら,あらゆる顎顔面疾患に対応でき,全身的な疾患を有する患者に対応できる総合診療専門歯科医(仮称)としての役割を当学会の専門医や認定医が果たすことがいかに重要であり必要であるかを提起したい。
病院歯科で長年多くの高齢者に対する歯科医療を実践するなかで,高齢者に対する確実な歯科医療には2つの重要な要素があると考えている。1つは口腔疾患に対する診断と治療のスキルである。もう1つは高齢者に対する理解である。
本シンポジウムではこうした2つの要素について考察を進めながら,あらゆる顎顔面疾患に対応でき,全身的な疾患を有する患者に対応できる総合診療専門歯科医(仮称)としての役割を当学会の専門医や認定医が果たすことがいかに重要であり必要であるかを提起したい。