[P一般-015] 地域住民主体のコミュニティ形成支援のための口腔機能向上に関する研究
【目的】
福岡医療短期大学は口腔機能向上から栄養改善、運動機能および社会資源創出に関する研究教育を基盤として、健康寿命の延伸につながる研究を推進するため、平成29年度私立大学ブランディング事業を受託した。この事業では卒前・卒後教育における人材育成、地域住民主体のコミュニティ形成支援、および学術発表等の学会活動を通じて、地域のステークスホルダーとの協働・評価・協力体制を構築し、地域社会に還元することによって、口から支える健康長寿社会の実現を推進することを目的に、平成30年と令和元年度に地域在住高齢者の口腔機能、運動機能に関する実態調査を行った。
【方法】
福岡医療短期大学近隣の公民館などで毎月開催されてる地域カフェにおいてチラシを配布し、地域在住高齢者を募集し計測会を実施した。研究内容に関する説明を行い同意が得られた65歳以上の高齢者53名(男性13名、女性40名、平成30年42名、令和元年43名、両年とも参加31名)平均年齢76.3±5.7歳を対象に、身長、体重、骨格筋量、運動機能(Timed Up and Go test、握力)、口腔機能(オーラルディアドコキネシス「パ」「タ」「カ」、舌圧、反復唾液嚥下テスト、咬合力、口唇閉鎖力、現在歯数、簡易嚥下評価ツール EAT-10)、を調査した。身長、体重、骨格筋量、運動機能に関連が認められる口腔機能を相関分析にて検討を行った。
【結果と考察】
Body Mass Indexおよび骨格筋量指数と口腔機能との間に有意な相関は認められなかった。Timed Up and Go testについては反復唾液嚥下テスト(r = -0.327, p = 0.018)と、握力については反復唾液嚥下テスト(r = -0.327 p = 0.018)、咬合力(r = -0.402, p = 0.008)、現在歯数(r = 0.333, p = 0.015)と有意な相関が認められた。地域在住の健康高齢者においては、口腔機能の反復唾液嚥下テストと咬合力、現在歯数と運動機能との関連が認められたことから、口腔機能向上に関する地域住民主体のコミュニティ形成を支援するには、運動教室などにおいて、現在歯数の維持のための口腔衛生指導と嚥下機能の維持、向上が必要である可能性が示唆された。
(COI開示:なし)(福岡学園倫理審査委員会 承認番号 第261号、第326号)
福岡医療短期大学は口腔機能向上から栄養改善、運動機能および社会資源創出に関する研究教育を基盤として、健康寿命の延伸につながる研究を推進するため、平成29年度私立大学ブランディング事業を受託した。この事業では卒前・卒後教育における人材育成、地域住民主体のコミュニティ形成支援、および学術発表等の学会活動を通じて、地域のステークスホルダーとの協働・評価・協力体制を構築し、地域社会に還元することによって、口から支える健康長寿社会の実現を推進することを目的に、平成30年と令和元年度に地域在住高齢者の口腔機能、運動機能に関する実態調査を行った。
【方法】
福岡医療短期大学近隣の公民館などで毎月開催されてる地域カフェにおいてチラシを配布し、地域在住高齢者を募集し計測会を実施した。研究内容に関する説明を行い同意が得られた65歳以上の高齢者53名(男性13名、女性40名、平成30年42名、令和元年43名、両年とも参加31名)平均年齢76.3±5.7歳を対象に、身長、体重、骨格筋量、運動機能(Timed Up and Go test、握力)、口腔機能(オーラルディアドコキネシス「パ」「タ」「カ」、舌圧、反復唾液嚥下テスト、咬合力、口唇閉鎖力、現在歯数、簡易嚥下評価ツール EAT-10)、を調査した。身長、体重、骨格筋量、運動機能に関連が認められる口腔機能を相関分析にて検討を行った。
【結果と考察】
Body Mass Indexおよび骨格筋量指数と口腔機能との間に有意な相関は認められなかった。Timed Up and Go testについては反復唾液嚥下テスト(r = -0.327, p = 0.018)と、握力については反復唾液嚥下テスト(r = -0.327 p = 0.018)、咬合力(r = -0.402, p = 0.008)、現在歯数(r = 0.333, p = 0.015)と有意な相関が認められた。地域在住の健康高齢者においては、口腔機能の反復唾液嚥下テストと咬合力、現在歯数と運動機能との関連が認められたことから、口腔機能向上に関する地域住民主体のコミュニティ形成を支援するには、運動教室などにおいて、現在歯数の維持のための口腔衛生指導と嚥下機能の維持、向上が必要である可能性が示唆された。
(COI開示:なし)(福岡学園倫理審査委員会 承認番号 第261号、第326号)