[P一般-064] オーラルフレイルと全身状態の関連性に関する研究
第3報 多変量解析による関連性からの検討
[目的]
第2報では二変量解析を用いて口腔内検査指標と全身状態との関連性を単変量の解析結果から報告した.今回は多変量解析を用いて,口腔内検査指標と全身状態との関連性をより詳細に検討することにある。
[方法]
神奈川歯科大学附属病院医科歯科連携センターで得られた口腔内検査指標と全身状態指標を統計ソフトJMP®(Ver. 14.3.0 )を用いて多変量解析を実施し、全身状態を反映する口腔内検査の有効な指標の絞り込みの可能性について検討した。
[結果と考察]
全身状態指標と口腔内検査指標の関連性に関する多変量解析を行った結果,筋肉量の指標では滑舌検査,細菌レベルのオッズ比が高値を示した。体脂肪量の指標では細菌レベル,滑舌検査,咬合面積検査においてオッズ比が高値を示し,また体脂肪率の指標も細菌レベル,滑舌検査,咬合面積検査のオッズ比が高値を示した。血糖値の指標では細菌レベル,滑舌検査において、HbA1cの指標では細菌レベル,EAT10においてオッズ比が高値を示した。握力検査の指標では,口腔乾燥度検査,GOHAI,OHIP-14でオッズ比が高値を示した。長谷川式簡易知能評価の指標では嚥下検査,口腔乾燥度検査,歯数合計のオッズ比が高値を示した。以上の結果から,筋肉量指標は舌の清潔状態と発声機能に関連性があり,舌機能が全身の筋肉量に影響する可能性が示唆された。体脂肪指標においては舌の清潔状態,発声機能,残存歯数の咬合状態との関連性が示され,舌と歯の清掃状態、滑舌状態が体脂肪に影響するのと考えられた。血糖値、HbA1cの指標では舌の清潔と嚥下機能と関連性があり,糖尿病の改善が口腔機能向上に繋がる可能性が示された。握力検査指標では口腔関連QOLとの関連性を示したことから口腔内環境と心理的要因が握力に影響し,長谷川式簡易知能評価では,口腔内環境が認知機能に影響するのではないかと考えられた。
COI開示:なし
神奈川歯科大学 倫理審査委員会承認番号 11000995
第2報では二変量解析を用いて口腔内検査指標と全身状態との関連性を単変量の解析結果から報告した.今回は多変量解析を用いて,口腔内検査指標と全身状態との関連性をより詳細に検討することにある。
[方法]
神奈川歯科大学附属病院医科歯科連携センターで得られた口腔内検査指標と全身状態指標を統計ソフトJMP®(Ver. 14.3.0 )を用いて多変量解析を実施し、全身状態を反映する口腔内検査の有効な指標の絞り込みの可能性について検討した。
[結果と考察]
全身状態指標と口腔内検査指標の関連性に関する多変量解析を行った結果,筋肉量の指標では滑舌検査,細菌レベルのオッズ比が高値を示した。体脂肪量の指標では細菌レベル,滑舌検査,咬合面積検査においてオッズ比が高値を示し,また体脂肪率の指標も細菌レベル,滑舌検査,咬合面積検査のオッズ比が高値を示した。血糖値の指標では細菌レベル,滑舌検査において、HbA1cの指標では細菌レベル,EAT10においてオッズ比が高値を示した。握力検査の指標では,口腔乾燥度検査,GOHAI,OHIP-14でオッズ比が高値を示した。長谷川式簡易知能評価の指標では嚥下検査,口腔乾燥度検査,歯数合計のオッズ比が高値を示した。以上の結果から,筋肉量指標は舌の清潔状態と発声機能に関連性があり,舌機能が全身の筋肉量に影響する可能性が示唆された。体脂肪指標においては舌の清潔状態,発声機能,残存歯数の咬合状態との関連性が示され,舌と歯の清掃状態、滑舌状態が体脂肪に影響するのと考えられた。血糖値、HbA1cの指標では舌の清潔と嚥下機能と関連性があり,糖尿病の改善が口腔機能向上に繋がる可能性が示された。握力検査指標では口腔関連QOLとの関連性を示したことから口腔内環境と心理的要因が握力に影響し,長谷川式簡易知能評価では,口腔内環境が認知機能に影響するのではないかと考えられた。
COI開示:なし
神奈川歯科大学 倫理審査委員会承認番号 11000995