[摂食P-26] 福岡摂食嚥下サポート研究会の活動と課題
【はじめに】
福岡摂食嚥下サポート研究会は,2010年に『摂食嚥下障害を有する方々が安心して「口から食べること」ができるように,これを地域で支援することを目指し,各領域の専門家やその他食介護に関わる多職種の方々と学際的な研究を行うことを目的とする.』こと目的として活動を開始した.演者は本研究会の代表世話人を務めており,その活動と課題を報告する.
【活動内容】
研究会の主な活動は,年1回の研究会大会を福岡市と北九州市とで交互に開催することである.大会では摂食嚥下リハビリテーションの第一人者による講演と,症例検討を中心とした会員発表が行われている.2021年2月現在における世話人の構成は,歯科医師4名,歯科衛生士1名,医師5名,看護師5名,言語聴覚士2名,管理栄養士2名と多職種で構成されている.運営は可能な限り世話人が行い,特定の企業に委託することはせずに商品展示などの機会を協賛企業に平等に提供している.さらに,福岡県栄養士会をはじめ,福岡県医師会,歯科医師会,歯科衛生士会,看護協会,言語聴覚士会,理学療法士会,老人福祉施設協議会などの後援を得るなど,地域の医療・介護関係者への食支援の広がりを意識して活動を行っている.
研究会における会員発表は「参加者の顔が見える会」として重要であるため,2016年には大会の他に福岡市と北九州市でそれぞれ1回のブロック会を開催して,会員発表の充実を試みた.しかしながら,世話人による手作りの会としてはこの年が活動のピークで,2017年,2018年は大会のみの開催となり,さらに2019年は講師の体調不良により大会も中止,2020年は新型コロナ感染症の流行により2年連続の開催中止となっている.
【考察】
研究会発足12年目を迎えて,各々の職場における立場が変わり,世話人の交代が進みつつある.また,企業の経営環境の変化や働き方改革,さらには新型コロナウイルスの影響などもあり,「日曜日に会場を借りて,集合型の研究会を手作りで開催する」という現在の形式を継続することが難しくなっている.Web開催は1つの有効な手段ではあるが,地域に根差した会として運営するには対面型の開催も重要と考えており,今後の大きな課題である.2021年は新型コロナウイルスの流行状況にもよるが,何らかの形で開催することが地域への貢献につながると考えている.
福岡摂食嚥下サポート研究会は,2010年に『摂食嚥下障害を有する方々が安心して「口から食べること」ができるように,これを地域で支援することを目指し,各領域の専門家やその他食介護に関わる多職種の方々と学際的な研究を行うことを目的とする.』こと目的として活動を開始した.演者は本研究会の代表世話人を務めており,その活動と課題を報告する.
【活動内容】
研究会の主な活動は,年1回の研究会大会を福岡市と北九州市とで交互に開催することである.大会では摂食嚥下リハビリテーションの第一人者による講演と,症例検討を中心とした会員発表が行われている.2021年2月現在における世話人の構成は,歯科医師4名,歯科衛生士1名,医師5名,看護師5名,言語聴覚士2名,管理栄養士2名と多職種で構成されている.運営は可能な限り世話人が行い,特定の企業に委託することはせずに商品展示などの機会を協賛企業に平等に提供している.さらに,福岡県栄養士会をはじめ,福岡県医師会,歯科医師会,歯科衛生士会,看護協会,言語聴覚士会,理学療法士会,老人福祉施設協議会などの後援を得るなど,地域の医療・介護関係者への食支援の広がりを意識して活動を行っている.
研究会における会員発表は「参加者の顔が見える会」として重要であるため,2016年には大会の他に福岡市と北九州市でそれぞれ1回のブロック会を開催して,会員発表の充実を試みた.しかしながら,世話人による手作りの会としてはこの年が活動のピークで,2017年,2018年は大会のみの開催となり,さらに2019年は講師の体調不良により大会も中止,2020年は新型コロナ感染症の流行により2年連続の開催中止となっている.
【考察】
研究会発足12年目を迎えて,各々の職場における立場が変わり,世話人の交代が進みつつある.また,企業の経営環境の変化や働き方改革,さらには新型コロナウイルスの影響などもあり,「日曜日に会場を借りて,集合型の研究会を手作りで開催する」という現在の形式を継続することが難しくなっている.Web開催は1つの有効な手段ではあるが,地域に根差した会として運営するには対面型の開催も重要と考えており,今後の大きな課題である.2021年は新型コロナウイルスの流行状況にもよるが,何らかの形で開催することが地域への貢献につながると考えている.