[O1-4] 多職種連携における情報ツールとしての嚥下内視鏡検査と食事風景動画との同時撮影録画システムの構築
【目的】
超高齢者社会に伴い,嚥下機能評価を行う機会が増加している。介護の現場では医師・歯科医師などの医療専門職だけではなく,患者自身やその家族,介護スタッフを含めた患者を支える全員が摂食嚥下機能の情報を共有する必要がある。嚥下内視鏡検査(VE)は嚥下機能評価を行う上で重要な検査である。しかし,内視鏡に映し出される咽頭の所見だけでは,どのような食事内容・姿勢・介助の方法などの情報が把握できないことが欠点であった。そこで,本研究では,嚥下内視鏡画像と食事風景の画像を同時に録画することにより,介護現場の多職種連携における情報共有ツールとしての嚥下内視鏡検査システムの開発を目的とする。
【方法】
内視鏡操作部に小型カメラを装着し,VEを行った。本研究では,患者の代わりとしてVE実習用マネキン(MANABOT® ㈱ニッシン)を用いた。内視鏡に接続するカメラから得られるVE画像と,小型カメラから得られるマネキンの体位や姿勢の画像とを画面分割機に接続し,2つの映像を1画面に統合した。画面分割機からの統合された映像出力をUSBビデオキャプチャーを用いてコンピュータに入力し,コンピュータのモニター上で動画を表示した。表示された動画をコンピュータ上で録画するシステムを構築した。本研究は,内視鏡医学研究振興財団から研究助成を受けている。
【結果と考察】
今回の方法によって,VEの検査映像と小型カメラによるマネキンの体位や姿勢の映像を同時に撮影が可能であることが確認できた。今後は,健常者を対象に本システムを用いVE検査を行い,同時撮影を行う予定である。また,臨床の場でも撮影を行い,検査プロトコールとして確立していく予定である。本研究により,介護現場の多職種連携における安全な食事関わる情報共有が可能となり,要介護高齢者の食の安全と楽しみを守ることに役立つと考えている。
超高齢者社会に伴い,嚥下機能評価を行う機会が増加している。介護の現場では医師・歯科医師などの医療専門職だけではなく,患者自身やその家族,介護スタッフを含めた患者を支える全員が摂食嚥下機能の情報を共有する必要がある。嚥下内視鏡検査(VE)は嚥下機能評価を行う上で重要な検査である。しかし,内視鏡に映し出される咽頭の所見だけでは,どのような食事内容・姿勢・介助の方法などの情報が把握できないことが欠点であった。そこで,本研究では,嚥下内視鏡画像と食事風景の画像を同時に録画することにより,介護現場の多職種連携における情報共有ツールとしての嚥下内視鏡検査システムの開発を目的とする。
【方法】
内視鏡操作部に小型カメラを装着し,VEを行った。本研究では,患者の代わりとしてVE実習用マネキン(MANABOT® ㈱ニッシン)を用いた。内視鏡に接続するカメラから得られるVE画像と,小型カメラから得られるマネキンの体位や姿勢の画像とを画面分割機に接続し,2つの映像を1画面に統合した。画面分割機からの統合された映像出力をUSBビデオキャプチャーを用いてコンピュータに入力し,コンピュータのモニター上で動画を表示した。表示された動画をコンピュータ上で録画するシステムを構築した。本研究は,内視鏡医学研究振興財団から研究助成を受けている。
【結果と考察】
今回の方法によって,VEの検査映像と小型カメラによるマネキンの体位や姿勢の映像を同時に撮影が可能であることが確認できた。今後は,健常者を対象に本システムを用いVE検査を行い,同時撮影を行う予定である。また,臨床の場でも撮影を行い,検査プロトコールとして確立していく予定である。本研究により,介護現場の多職種連携における安全な食事関わる情報共有が可能となり,要介護高齢者の食の安全と楽しみを守ることに役立つと考えている。