[JS-1] 愛知県における75歳以上のフレイルリスク者の現状と愛知県医師会の取り組み
【略歴】
1988年 名古屋市立大学医学部卒業
1988年 名古屋市立大学病院 臨床研修医
1990年 名古屋市立東市民病院 脳神経外科
1991年 名古屋鉄道健康保険組合名鉄病院 脳神経外科
1993年 名古屋市立大学医学部 脳神経外科
2002年 松浦医院開業
2010年 社団法人東名古屋医師会 理事
2018年 一般社団法人東名古屋医師会 副会長
2020年 公益社団法人愛知県医師会 理事
1988年 名古屋市立大学医学部卒業
1988年 名古屋市立大学病院 臨床研修医
1990年 名古屋市立東市民病院 脳神経外科
1991年 名古屋鉄道健康保険組合名鉄病院 脳神経外科
1993年 名古屋市立大学医学部 脳神経外科
2002年 松浦医院開業
2010年 社団法人東名古屋医師会 理事
2018年 一般社団法人東名古屋医師会 副会長
2020年 公益社団法人愛知県医師会 理事
近い将来、介護が必要となる危険度の高い高齢者を抽出するため、2020年から全国の市町村で75歳以上を対象に、長寿(後期高齢者)医療健康診査(以下、「長寿健康診査」という。)、いわゆるフレイル健診が始まった。健診内で使用する質問票は、心身の健康状態、食習慣、口腔機能、体重変化、運動・転倒、認知機能、喫煙、社会参加、ソーシャルサポートに関する項目で構成されている。
今回、愛知県下各市町村(COVID-19の影響で実施できなかった1市を除く)において、2020年5月1日から11月30日までの期間に実施された長寿健康診査のデータを用いて、フレイルリスクのある後期高齢者の現状と特徴について検討するとともに、愛知県医師会のフレイルに関する取り組みを紹介する。
長寿健康診査のデータ解析では、愛知県内における後期高齢者約98万人の内、2021年2月末日までに、愛知県後期高齢者医療広域連合に各市町村から提出された約18万件のデータを用いた。
解析にあたっては、「基本チェックリスト」に準じてフレイルリスクを点数化し、ハイリスク群、リスクあり群、ローリスク群の3群に分類し、年齢別、男女別の分布を検討し発表する。
また、質問票の回答から、身体的フレイルリスク群、認知的フレイルリスク群、社会的フレイルリスク群を定義し、各群間の関係とBMI、血清アルブミン値、血色素量、推算糸球体濾過値(eGFR)との関係を検討し発表する。
さらに、今回のセッションのテーマでもあるオーラルフレイルリスク群を定義し、認知的フレイルリスク群との関係、各検査データとの関係も同様に検討し発表する。
最後にオーラルフレイル領域での愛知県医師会の取り組みだが、2018年から歯科医師、言語聴覚士、栄養士の協力を得て、医療従事者向けに「摂食・嚥下機能支援に関する研修会」を年2、3回実施している。昨年度はCOVID-19の影響で実技演習はできなかったが、1回あたり平均150人が参加した。
今回、愛知県下各市町村(COVID-19の影響で実施できなかった1市を除く)において、2020年5月1日から11月30日までの期間に実施された長寿健康診査のデータを用いて、フレイルリスクのある後期高齢者の現状と特徴について検討するとともに、愛知県医師会のフレイルに関する取り組みを紹介する。
長寿健康診査のデータ解析では、愛知県内における後期高齢者約98万人の内、2021年2月末日までに、愛知県後期高齢者医療広域連合に各市町村から提出された約18万件のデータを用いた。
解析にあたっては、「基本チェックリスト」に準じてフレイルリスクを点数化し、ハイリスク群、リスクあり群、ローリスク群の3群に分類し、年齢別、男女別の分布を検討し発表する。
また、質問票の回答から、身体的フレイルリスク群、認知的フレイルリスク群、社会的フレイルリスク群を定義し、各群間の関係とBMI、血清アルブミン値、血色素量、推算糸球体濾過値(eGFR)との関係を検討し発表する。
さらに、今回のセッションのテーマでもあるオーラルフレイルリスク群を定義し、認知的フレイルリスク群との関係、各検査データとの関係も同様に検討し発表する。
最後にオーラルフレイル領域での愛知県医師会の取り組みだが、2018年から歯科医師、言語聴覚士、栄養士の協力を得て、医療従事者向けに「摂食・嚥下機能支援に関する研修会」を年2、3回実施している。昨年度はCOVID-19の影響で実技演習はできなかったが、1回あたり平均150人が参加した。