シンポジウム
シンポジウム4
学術シンポジウム2:生涯における口腔機能の維持を考える ~青年期から壮年期には何が起こっているのか?~
Sat. Jun 11, 2022 4:20 PM - 5:40 PM 第1会場 (りゅーとぴあ 2F コンサートホール)
座長:池邉 一典(大阪大学大学院歯学研究科有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野 教授)、田村 文誉(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 教授)
企画:学術委員会
【シンポジウム趣旨】
平成30年度,口腔機能管理の充実を目的に,口腔機能発達不全症と口腔機能低下症が同時に歯科医療保険に新規収載されました。このことにより,乳幼児期からの口腔機能の成育,高齢期での口腔機能低下予防への取り組みが進んでいます。しかしながら,それぞれの対象年齢の間にある青年期〜壮年期においても,口腔機能の問題を有する者が一定数存在すると考えられますが,その実態は明らかではありません。本シンポジウムでは,青年期から壮年期の口腔機能の問題やその背景因子について各方面の専門家からお話を伺い,口腔機能低下症の予防に何が必要かについて,若年期からの心身の状態や環境を含めた総合的な見地から検討します。
【このシンポジウムに参加すると】
●顎や咬合の発達が成人期以降にどのように影響するかを理解できます。
●口腔機能低下症の全身的なリスク因子についての知識が身につきます。
●口腔機能発達不全症と口腔機能低下症の間の継続的な口腔健康管理の必要性を学べます。
【池邉 一典先生 略歴】
1987年 大阪大学歯学部卒業
1991年 大阪大学大学院歯学研究科修了
1998年 大阪大学歯学部附属病院咀嚼補綴科 講師
1999年~2000年 文部省在外研究員としてUniversity of Iowa(米国)に留学
2015年 大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能再建学講座 准教授
2018年 大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能再建学講座 教授
(所属学会)
日本老年歯科医学会 常任理事 学術委員長
日本補綴歯科学会 理事 編集委員長
(受賞)
2015年 IADR Distinguished Scientist Award for Geriatric Oral Research
【田村 文誉先生 略歴】
(最終学歴)
平成元年 昭和大学歯学部卒業
平成9年 歯学博士
(職歴)
平成元年 昭和大学歯学部 第三補綴学教室入局
平成3年 同 口腔衛生学教室入局
平成13年4月~平成14年3月 米国アラバマ大学歯学部 補綴学・生体材料学教室留学 を経て、
平成16年 日本歯科大学 講師
平成19年 同 准教授
平成24年 同 口腔リハビリテーション科 科長
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック勤務
平成25年 同 教授 現在に至る
(所属学会(役職・認定医)等)
日本障害者歯科学会理事
日本障害者歯科学会 理事,専門医・指導医・認定医
日本老年歯科医学会 指導医・認定医・専門医・摂食機能療法専門歯科医師
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
主な著書:『子どもの食べる機能の障害とハビリテーション(編著)』『ダウン症の子どもの摂食嚥下ハビリテーション(編著)』『子どもとその口腔の診かた(編著)』『子どものお口どう育つの?(編著)』『子どもの歯科訪問診療実践ガイド』『歯科医師のための構音障害ガイドブック』『小児歯科学第5版(共著)』『上手に食べるために1(共著),2(単著),3(共著)』『Groher & Craryの嚥下障害の臨床マネジメント(共訳)』『口から診える症候群・病気(共著)』『重症児のトータルケア改訂第2版(共著)』ほか
○田村 文誉 (日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック)
○山﨑 要一 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 小児歯科学分野)
○田沼 直之 (東京都立府中療育センター 小児科)
○丸山 道生 (田無病院)