[摂食更新P-01] 浜松地域における摂食嚥下に関する教育・啓発活動の振り返り
【目的】
摂食嚥下障害患者が地域で安心して生活を送るためには、病院だけでなく地域全体の関わる医療者が関連する知識を共有している必要がある。従って、地域に対しての教育・啓発活動は重要である。演者は静岡県浜松市で約20年に亘り活動に関わっている。今回その振り返りを行ったので報告する。
【方法】
演者が事務局・世話人・理事として関わった浜松地区の摂食嚥下障害に関する勉強会等について、過去の資料を基に回数、参加人数、内容に関して確認、集計した。
【結果と考察】
2001年7月から聖隷三方原病院にて開始した。当初の名称は「歯科嚥下カンファレンス」で、2006年3月まで隔月で計29回開催された。参加者は聖隷三方原病院嚥下チーム構成職種と、地域の歯科医師、歯科衛生士であった(平均15.0名参加)。内容は摂食嚥下障害の症例検討が主であった。2006年5月より「浜松摂食嚥下懇話会」と名称を改め、参加者を浜松近隣の多職種に広げ広報活動も開始した。多い場合は200名を超える参加人数となった(平均114.4名参加)。内容は、藤島一郎リハビリテーション科医師を中心に、聖隷三方原病院嚥下チームによる摂食嚥下リハビリテーションの実際を講義する形とした。また2008年から、毎年1月は外部特別講師を招聘し「浜松嚥下フォーラム」を開催した。今年で15回目となり、毎回各分野の著名な講師が講演している(平均143.1名参加)。2012年5月には「浜松摂食嚥下懇話会」と「浜松嚥下フォーラム」の運営母体として「浜松嚥下研究会」を設立し、歯科医師会など聖隷関連組織以外からも世話人に就任してもらい共同運営体制とした。事務局である演者の退職に伴い、2015年7月より開催場所と事務局を藤島一郎医師が病院長を務める浜松市リハビリテーション病院に移した。2019年9月に演者が浜松市リハビリテーション病院に就職し、事務局に再就任して現在に至っている。2020年3~7月はCOVID-19感染拡大の影響で開催中止としたが、9月よりオンライン開催にて継続している。2022年5月の時点で計79回開催している。
現在までに計123回の活動を行っているが、今後も継続していきたいと考えている。また簡単にオンライン発信ができる時代となったので、浜松にとどまらず、全国を対象に広げているところである。(COI開示:なし)(倫理審査対象外)
摂食嚥下障害患者が地域で安心して生活を送るためには、病院だけでなく地域全体の関わる医療者が関連する知識を共有している必要がある。従って、地域に対しての教育・啓発活動は重要である。演者は静岡県浜松市で約20年に亘り活動に関わっている。今回その振り返りを行ったので報告する。
【方法】
演者が事務局・世話人・理事として関わった浜松地区の摂食嚥下障害に関する勉強会等について、過去の資料を基に回数、参加人数、内容に関して確認、集計した。
【結果と考察】
2001年7月から聖隷三方原病院にて開始した。当初の名称は「歯科嚥下カンファレンス」で、2006年3月まで隔月で計29回開催された。参加者は聖隷三方原病院嚥下チーム構成職種と、地域の歯科医師、歯科衛生士であった(平均15.0名参加)。内容は摂食嚥下障害の症例検討が主であった。2006年5月より「浜松摂食嚥下懇話会」と名称を改め、参加者を浜松近隣の多職種に広げ広報活動も開始した。多い場合は200名を超える参加人数となった(平均114.4名参加)。内容は、藤島一郎リハビリテーション科医師を中心に、聖隷三方原病院嚥下チームによる摂食嚥下リハビリテーションの実際を講義する形とした。また2008年から、毎年1月は外部特別講師を招聘し「浜松嚥下フォーラム」を開催した。今年で15回目となり、毎回各分野の著名な講師が講演している(平均143.1名参加)。2012年5月には「浜松摂食嚥下懇話会」と「浜松嚥下フォーラム」の運営母体として「浜松嚥下研究会」を設立し、歯科医師会など聖隷関連組織以外からも世話人に就任してもらい共同運営体制とした。事務局である演者の退職に伴い、2015年7月より開催場所と事務局を藤島一郎医師が病院長を務める浜松市リハビリテーション病院に移した。2019年9月に演者が浜松市リハビリテーション病院に就職し、事務局に再就任して現在に至っている。2020年3~7月はCOVID-19感染拡大の影響で開催中止としたが、9月よりオンライン開催にて継続している。2022年5月の時点で計79回開催している。
現在までに計123回の活動を行っているが、今後も継続していきたいと考えている。また簡単にオンライン発信ができる時代となったので、浜松にとどまらず、全国を対象に広げているところである。(COI開示:なし)(倫理審査対象外)