[SY10-1] 機能改善を望めない高齢患者の歯科診療指針策定のためのケーススタディ
【略歴】
1981年 神奈川歯科大学卒業
1988年 歯学博士学位修得、神奈川歯科大学非常勤講師
2010年 公益財団法人勇美記念財団「在宅医療推進のための会」委員
2011年 山梨県立大学 緩和ケア・認知症認定看護師教育課程講師、
山梨県立大学大学院看護学研究科 在宅看護学特論講師
2012年 日本歯科医師会地域保健委員
2013年 日本歯科大学口腔リハビリテーション科 臨床准教授
現在に至る
【所属学会】
日本老年歯科医学会 専門医指導医・摂食専門医指導医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
日本口腔ケア学会 指導医等
1981年 神奈川歯科大学卒業
1988年 歯学博士学位修得、神奈川歯科大学非常勤講師
2010年 公益財団法人勇美記念財団「在宅医療推進のための会」委員
2011年 山梨県立大学 緩和ケア・認知症認定看護師教育課程講師、
山梨県立大学大学院看護学研究科 在宅看護学特論講師
2012年 日本歯科医師会地域保健委員
2013年 日本歯科大学口腔リハビリテーション科 臨床准教授
現在に至る
【所属学会】
日本老年歯科医学会 専門医指導医・摂食専門医指導医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
日本口腔ケア学会 指導医等
【抄録】
歯科訪問診療を行い30年になる。きっかけは、近隣のリハビリテーション病院の看護師長からの入院患者の義歯の調整依頼であった。同病院を訪問すると何人かの入院患者から同様の歯科治療の依頼があった。ここはまさに「無歯科医村」であった。当初は義歯に関わる治療が中心で、口腔健康管理までは出来なかった。
多くの先生方・多職種の関係者の方々から学び、現在は年齢を問わず歯科訪問診療を行うなか口腔衛生管理を前提に、「如何に口から食べる力を育て、口腔機能の低下予防・回復・維持の手伝いが患者と家族も含め介護・医療に関わる方々を対象に出来るか。」を考えている。
本シンポジウムの課題である「歯科訪問診療の人生の最終段階を迎えつつある人の関わり」は、以下の二点を考え対応している。
1、医療の視点からは、安全性の維持の為に、窒息・誤嚥、誤嚥性肺炎等への対応。
2、生活の視点からは、食べる人の尊厳を重視して、最期まで食べたいものを味わっていただくこと。
その為には、多職種連携・協働は不可欠であり、さらに限られた時間の中で、情報の共有の一助としてICTの活用は、有効だと考える。
歯科訪問診療を行い30年になる。きっかけは、近隣のリハビリテーション病院の看護師長からの入院患者の義歯の調整依頼であった。同病院を訪問すると何人かの入院患者から同様の歯科治療の依頼があった。ここはまさに「無歯科医村」であった。当初は義歯に関わる治療が中心で、口腔健康管理までは出来なかった。
多くの先生方・多職種の関係者の方々から学び、現在は年齢を問わず歯科訪問診療を行うなか口腔衛生管理を前提に、「如何に口から食べる力を育て、口腔機能の低下予防・回復・維持の手伝いが患者と家族も含め介護・医療に関わる方々を対象に出来るか。」を考えている。
本シンポジウムの課題である「歯科訪問診療の人生の最終段階を迎えつつある人の関わり」は、以下の二点を考え対応している。
1、医療の視点からは、安全性の維持の為に、窒息・誤嚥、誤嚥性肺炎等への対応。
2、生活の視点からは、食べる人の尊厳を重視して、最期まで食べたいものを味わっていただくこと。
その為には、多職種連携・協働は不可欠であり、さらに限られた時間の中で、情報の共有の一助としてICTの活用は、有効だと考える。