[SY10-3] 機能改善を望めない高齢患者の歯科診療指針策定のためのケーススタディ
![](https://confit-sfs.atlas.jp/customer/gero33/I000008.png)
1988年 日本歯科大学歯学部卒業
2001年10月より 附属病院 口腔介護・リハビリテーションセンター センター長
2005年4月より助教授
2010年4月 教授
2012年1月 東京医科大学兼任教授
2012年10月 口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長
【抄録】
大学附属のクリニックである当院は、地域包括ケアシステムにおける歯科の在り方を模索し、それを歯学部生、臨床研修歯科医師に伝える目的で10年前に開院した。現在は、月に約400件の訪問診療を行い、そのうち在宅診療は300件程度である。摂食嚥下障害を有する患者への関りが多く、自ずと人生の最終段階に向かっている患者が多くいる。訪問診療で初診を受けた患者の約半数は1年以内に死亡している。また、がん患者の在宅看取りケースに多く介入しており、1年間に40ケースほど看取りに立ち会い、医師、訪問看護師などとデスカンファを通じ課題抽出、振り返りを行っている。
大学附属のクリニックである当院は、地域包括ケアシステムにおける歯科の在り方を模索し、それを歯学部生、臨床研修歯科医師に伝える目的で10年前に開院した。現在は、月に約400件の訪問診療を行い、そのうち在宅診療は300件程度である。摂食嚥下障害を有する患者への関りが多く、自ずと人生の最終段階に向かっている患者が多くいる。訪問診療で初診を受けた患者の約半数は1年以内に死亡している。また、がん患者の在宅看取りケースに多く介入しており、1年間に40ケースほど看取りに立ち会い、医師、訪問看護師などとデスカンファを通じ課題抽出、振り返りを行っている。