The 35th Congress of the Japanese Society of Gerodontology

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シンポジウム » [シンポジウム5] 医療連携の壁、私たちが乗り越えたいのは何?どうすれば乗り越えられるの? ~シームレスな連携を目指す手がかりはなんだろう?~

シンポジウム5
医療連携の壁、私たちが乗り越えたいのは何?どうすれば乗り越えられるの? ~シームレスな連携を目指す手がかりはなんだろう?~

Sat. Jun 29, 2024 2:20 PM - 3:50 PM 第2会場 (特別会議場)

座長:細野 純(細野歯科クリニック)、貴島 真佐子(社会医療法人 若弘会 わかくさ竜間リハビリテーション病院)

企画:広報委員会

[SY5-2] 医療連携の壁、私たちが乗り越えたいのは何?どうすれば乗り越えられるの?―シームレスな連携を目指す手がかりはなんだろう?―意見交換の論点

○細野 純1、○貴島 真佐子2 (1. 細野歯科クリニック、2. 社会医療法人 若弘会 わかくさ竜間リハビリテーション病院)

【細野 純先生 略歴】
昭和50年3月 日本歯科大学卒業
昭和50年4月 虎の門病院専修医
昭和52年4月 虎の門病院歯科
昭和55年8月 東京都大田区に細野歯科クリニック開業
平成6年4月 (社)東京都大田区大森歯科医師会理事
平成13年4月(社)東京都歯科医師会高齢者保健医療常任委員会委員長
平成21年4月(公社)東京都歯科医師会地域保健医療常任委員会委員長
平成25年7月(公社)日本歯科医師会地域保健委員会委員
平成29年8月 (公社)日本歯科医師会地域保健委員会副委員長
令和元年6月~令和5年6月 (公社)日本歯科医師会 地域保健Ⅰ・Ⅱ、地域連携 担当理事

【貴島 真佐子先生 略歴】
【学歴】 
1995年3月 大阪歯科大学 卒業
1999年3月 大阪歯科大学大学院歯学研究科博士課程終了(歯科補綴学第2講座) 
【職歴】
1999年4月 若草第二竜間病院 (非常勤)(2000年 病院名を現病院名に改名)
2010年4月 社会医療法人 若弘会 わかくさ竜間リハビリテー ション病院 (常勤) 科長
2017年4月 大阪歯科大学附属病院 医員(非常勤)(口腔リハビリテーション科)
【資格】
日本口腔リハビリテーション学会 指導医/認定医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士
日本老年歯科医学会 認定医/摂食機能療法専門歯科医師
日本臨床栄養代謝学会 認定歯科医
日本リハビリテーション栄養学会リハビリテーション 栄養指導士
日本サルコぺニア・フレイル学会 指導士
【抄録(Abstract)】
 地域地域連携の場には、病院、診療所などの医療の場、介護保険施設などの介護の場、居宅などの生活の場、暮らしの場などがあります。特に、医療と介護のシームレスな連携は、地域で安心して暮らせる住まいの確保や自立を支える生活支援、疾病予防・介護予防等に繋がるため重要となってきます。
 しかしながら、それぞれ連携の違いなどもあり、多職種での協働には課題も多くあります。入退院調整の苦労、在宅医療と介護などの連携方法、それらの情報と目的の共有、ケアカンファレンスなどにおける多職種間の心理的安全性の確保など課題や職種間で感じる壁も多くあります。常に患者さん、利用者さん、ご家族を中心した連携を考えることはもちろん、他の職種の役割を知ることや共通言語を理解し、医療倫理的配慮を忘れないなどの心がけが必要となります。さらにICTの利活用、デジタル技術を活用した取組みも必要となることから、連携手段の方法も変化していくと考えます。今後の地域包括ケアシステムの深化の中、口腔健康管理、多職種連携の必要性がさらに高まり、多職種連携を進めるための「地域力」が必要とされる時代となります。
 本シンポジウムでは、パネリスト間や会員の皆様とのディスカッションを通じて、地域における多職種連携をうまく進めるヒントなどを考えてみたいと思います。皆様の多くのご参加と忌憚のないご意見などをいただければ幸いです。