[SY7-2] 地域における薬剤師の役割と多職種連携について
【略歴】
平成5年 東京薬科大学 薬学部 製薬学科 卒業
平成13年 別海調剤センター薬局 勤務
平成16年 たかはし薬局はなしのぶ店 勤務
平成23年 有限会社 たかはし 取締役
平成26年 北海道ファーマライズ(株)取締役
平成27年 株式会社 金安薬局 金安薬局中園店勤務
現在に至る
【職歴】
一般社団法人釧路薬剤師会 在宅医療福祉委員長(2012~2016年)
一般社団法人釧路薬剤師会 地域医療保健委員、薬局業務委員
一般社団法人北海道薬剤師会 在宅医療福祉委員会 道東エリア委員(2012~2016年)
NPO法人CCL(本音で地域連携のあり方を検討する会)理事
釧路・根室圏域在宅歯科医療連携室
一般社団法人釧路歯科医師会 在宅歯科医療連携推進委員会 副委員長
【免許・資格】
薬剤師
認定薬剤師
認定実務実習指導薬剤師
平成5年 東京薬科大学 薬学部 製薬学科 卒業
平成13年 別海調剤センター薬局 勤務
平成16年 たかはし薬局はなしのぶ店 勤務
平成23年 有限会社 たかはし 取締役
平成26年 北海道ファーマライズ(株)取締役
平成27年 株式会社 金安薬局 金安薬局中園店勤務
現在に至る
【職歴】
一般社団法人釧路薬剤師会 在宅医療福祉委員長(2012~2016年)
一般社団法人釧路薬剤師会 地域医療保健委員、薬局業務委員
一般社団法人北海道薬剤師会 在宅医療福祉委員会 道東エリア委員(2012~2016年)
NPO法人CCL(本音で地域連携のあり方を検討する会)理事
釧路・根室圏域在宅歯科医療連携室
一般社団法人釧路歯科医師会 在宅歯科医療連携推進委員会 副委員長
【免許・資格】
薬剤師
認定薬剤師
認定実務実習指導薬剤師
【抄録(Abstract)】
2025年問題を見据え地域包括ケアシステムの構築を行政とともに進めていく中で、さまざまな問題があり、そのひとつが多職種連携といえる。上辺だけの連携ではなく、有機的、すなわち相互に相手を支援のプロとしてリスペクトしつつ、心の通う思いやりのある連携が必要不可欠である。釧路市は高齢化率が高く、基幹産業の衰退に歯止めが掛からないなどにより、総人口および生産年齢人口の減少が著しく、1980年に22万人を超えていた人口が2050年には10万人を割り込むと予測されている。そう遠くない将来に総人口の4~5割を占める高齢者を地域の限られた資源で支えていかなくてはならない。これは、エリアや人口規模は違えど、日本のさまざまな地域で類似してみられる悩ましい状況といえよう。現在の釧路地域における在宅医療・介護の取組、薬剤師の役割、多職種連携、さらには歯科医師との連携の実際について紹介し、多職種連携深化のためのチップスを少しでもお示しすることができれば幸いである。
私が在宅医療・介護にかかわる中で、さまざまな困難に直面し、そのたびに多職種で知恵を出し合い、力を合わせ乗り越えてきた。これは多職種の方と知り合い、会議や研修で顔見知りになったというだけでなく、同一の患者・利用者を一緒に支援するなど実際の業務を通じてつくりあげた連携関係やネットワークがないとできなかったといえる。表向き程度であれば、比較的容易に業務上のつながりはできるであろう。しかしながら、一人の患者・利用者に対し、真剣に悩み、相談し、自分の職能できることを行いつつ、多職種とお互いに連携、連絡を取り合いながら問題解決を図るには、表向き(建前)のつながりだけでは明らかに限界がある。単なる仲良しとは違う、中身の伴った、支援のプロ同士、またお互いの職能を理解しリスペクトする、本当の意味での連携が必要だと感じている。
地域に根差した薬剤師としての役割を全うする上で行っている、私なりの多職種連携と経験、在宅医療における居宅療養管理指導の実状を紹介したい。
2025年問題を見据え地域包括ケアシステムの構築を行政とともに進めていく中で、さまざまな問題があり、そのひとつが多職種連携といえる。上辺だけの連携ではなく、有機的、すなわち相互に相手を支援のプロとしてリスペクトしつつ、心の通う思いやりのある連携が必要不可欠である。釧路市は高齢化率が高く、基幹産業の衰退に歯止めが掛からないなどにより、総人口および生産年齢人口の減少が著しく、1980年に22万人を超えていた人口が2050年には10万人を割り込むと予測されている。そう遠くない将来に総人口の4~5割を占める高齢者を地域の限られた資源で支えていかなくてはならない。これは、エリアや人口規模は違えど、日本のさまざまな地域で類似してみられる悩ましい状況といえよう。現在の釧路地域における在宅医療・介護の取組、薬剤師の役割、多職種連携、さらには歯科医師との連携の実際について紹介し、多職種連携深化のためのチップスを少しでもお示しすることができれば幸いである。
私が在宅医療・介護にかかわる中で、さまざまな困難に直面し、そのたびに多職種で知恵を出し合い、力を合わせ乗り越えてきた。これは多職種の方と知り合い、会議や研修で顔見知りになったというだけでなく、同一の患者・利用者を一緒に支援するなど実際の業務を通じてつくりあげた連携関係やネットワークがないとできなかったといえる。表向き程度であれば、比較的容易に業務上のつながりはできるであろう。しかしながら、一人の患者・利用者に対し、真剣に悩み、相談し、自分の職能できることを行いつつ、多職種とお互いに連携、連絡を取り合いながら問題解決を図るには、表向き(建前)のつながりだけでは明らかに限界がある。単なる仲良しとは違う、中身の伴った、支援のプロ同士、またお互いの職能を理解しリスペクトする、本当の意味での連携が必要だと感じている。
地域に根差した薬剤師としての役割を全うする上で行っている、私なりの多職種連携と経験、在宅医療における居宅療養管理指導の実状を紹介したい。