2021 HESS特別講会(要旨)
「水素エネルギーに関する動向と展望」
開催日時: 2021年12 月1 日(水)
開催方式: タワーホール船堀小ホールおよびオンライン
13:05-13:45
「グリーンイノベーションの現状と水素の果たす役割」
早稲田大学 先進理工学研究科 教授 関根 泰 氏
早稲田大学 先進理工学研究科 教授 関根 泰 氏
政府は2050年カーボンニュートラル実現に向けて、グリーンイノベーション戦略を議論し策定し、さらにはその実現のための基金設立なども行ってきた。このような中で、水素の果たす役割は今まで以上に大きいものとなるであろう。これらをふまえ、水素を作り、貯蔵・運搬し、利用する技術の位置づけと今後について整理する。
13:45-14:25
「CO2フリーの水素社会構築を目指したP2Gシステム技術開発」
山梨県企業局 新エネルギーシステム推進室 副主幹 坂本正樹 氏
山梨県企業局 新エネルギーシステム推進室 副主幹 坂本正樹 氏
山梨県企業局は、再生可能エネルギーの導入拡大のため、気候により大きく変動する 再生可能エネルギー由来の電力を吸収するPower to Gas システム技術開発を 甲府市の米倉山電力貯蔵技術研究サイトにおいて進めている。1.5MWの固体高分子形 水電解装置を起点とした水素の製造から利用までを一貫して行う実証研究を 通じて、CO2フリー水素を活用する新たなエネルギーサービスによるビジネス創出に 取り組んでおり、その概況を発表する。
14:25-15:05
「建物および街区における水素利用普及を目指した低圧水素配送システム実証事業」
大成建設株式会社 エネルギー本部 次世代エネルギー部
部長 本岡 功成 氏
大成建設株式会社 エネルギー本部 次世代エネルギー部
部長 本岡 功成 氏
環境省が推進する「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の一環として平成30年度に採択され水素の製造から貯蔵、輸送、利用のすべてのフェーズで低圧で水素を扱う実証事業の紹介です。