講演・パネルディスカッション
本学会の基調講演には，山本伸一先生（日本作業療法士協会会長）をお招きし，『これからの作業療法にとって大切なこと ～求められる組織の役割と専門性の追求～』をテーマにご講演いただきます．
山本先生は脳卒中リハビリテーションの第一人者として，全国各地で知識・技術の普及にご尽力されている傍ら日本作業療法士協会の会長としてもご活躍されております．
作業療法の現状を踏まえたお話は，一専門家として今後の役割を示す貴重な機会となることでしょう．
2023年10月1日現在
＜常勤専従＞
一般社団法人 日本作業療法士協会 会長
＜非常勤＞
社会医療法人加納岩 山梨リハビリテーション病院 名誉副院長
【職歴】
昭和62年 3月 愛媛十全医療学院 作業療法学科 卒業
昭和62年 4月 医療法人財団 加納岩 山梨温泉病院
（現社会医療法人 加納岩 山梨リハビリテーション病院）入職
令和5年6月 社会医療法人 加納岩 山梨リハビリテーション病院 退職
令和5年7月 社会医療法人 加納岩 山梨リハビリテーション病院 非常勤
＜教育講演＞
本学会の教育講演には，元廣惇先生（株式会社Canvas代表取締役）をお招きし，『作業療法士の「新たな働き」を創る～これからの時代のキャリアデザイン～』をテーマにご講演いただきます．
現在，病院や施設などで仕事をすることが作業療法士としてのスタンダードな働き方である一方，新たな領域を開拓する働きも増えてきております．
元廣先生も作業療法の専門性を再解釈し，社会実装を成し遂げたおひとりであり，これからのキャリアデザインを考える上で欠かすことができない機会になることでしょう．
【元廣惇先生 ご略歴】
作業療法士免許を取得後、複数の医療機関で臨床業務を経験し、30歳で島根リハビリテーション学院作業療法学科学科長に就任したのち、2021年3月に株式会社 Canvasを共同創業する。現在は同社で代表取締役を務め、経営全般及び健康経営支援事業、地域課題解決型事業、専門職教育事業、研究事業、開発・コンサルティング事業などの全体統括を担っている。また、島根大学地域包括ケア教育研究センター客員研究員(兼任)として企業の健康経営に関する産業衛生研究を国内外の研究者とともに進めつつ、大学、企業との開発事業等広く参画している。事業や研究の広がりを受けて、現在国内外6つの大学の非常勤講師を務める。主な受賞歴として「法人会 健康経営大賞2022 47都道府県最優秀賞」「Tokyo Design Week Award 2016」等がある。(その他学術論文24編、学会発表42報、外部研究費獲得4件、講演69回、 メディア掲載56回)
＜パネルディスカッション＞
本学会のシンポジウムは，山本先生をはじめ様々な領域でご活躍されている4名の先生方によるパネルディスカッションを行います．多様・多彩な視点からの議論，意見交換を通して『作業療法士の専門性をどのように活かしていくのか？』に迫ります．
筑波記念病院 リハビリテーション部 課長
2010年10月より現職．現在の職務は，作業療法士74名の管理責任者および理学療法士・言語聴覚士を含む外来（成人・小児），老健（通所・入所・訪問）チームの統括を担当．また，リハビリテーション部のリクルート担当および臨床実習管理委員会の代表を務めている．
2016年3月筑波大学大学院人間総合科学研究科フロンティア医科学専攻卒業（医科学修士取得）．現役職として，公益社団法人茨城県作業療法士会理事（副会長），クリニカル・クラークシップに基づく作業療法臨床教育研究会理事（副会長）を務めている．
2001年3月国際医療福祉大学保健学部作業療法学科卒業．
2001年4月医療法人社団筑波記念会筑波記念病院入職．
【前田亮一先生 ご略歴】
株式会社UDワーク代表
作業療法士として，回復期リハ，在宅リハを経て，地域連携型認知症疾患医療センターで初期生活支援を行う通所リハビリを開設．茨城県つくば市で，要介護や認知症のシニア世代の社会参加を支援．コロナ禍では，オンラインサロンを活用した地域のつながりづくりを行っている．現在は茨城県つくば市にて「地域包括ケアのDX」を掲げ，高齢者の生活支援を目的とするデジタルヘルスケア事業を立ち上げ，株式会社を設立する．
2003年〜 医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院
在宅総合ケアセンター元浅草
2014年〜 オレンジほっとクリニック（地域連携型認知症疾患医療センター）
2022年〜 株式会社UDワーク 代表取締役 2022年2月1日より
2017年〜 法政大学地域研究センター 客員研究員
2022年〜 理化学研究所 客員研究員 情報統合本部 データサイエンスデザインチーム
2022年〜 つくば市地域ケア会議及びつくば市生活支援体制整備推進会議委員