第14回 日本抗加齢医学会総会

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会長特別企画

会長特別企画1

実践的科学としての食の医療プロジェクト:抗加齢医学会流アンチエイジングレシピを考える

Fri. Jun 6, 2014 11:50 AM - 1:30 PM 第1会場 (大ホール 5F)

座長:森下竜一(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学), 西沢邦浩(日経BP社/早稲田大学先進理工学研究科)

共催:ロート製薬株式会社/株式会社日経BP

【座長の言葉】
抗加齢医学は食生活指導と不可分なことは言をまたない。しかし、禁止事項が多い食事は継続が困難であるため、わかりやすく取り組みやすい食事提案が望まれる。
そこでこのシンポジウムでは、カロリー制限食、低糖質食といった、エビデンスの積み上げが進みつつあり注目を集める食事法、そして、健康長寿の要件を持つとされる薬膳や和食、地中海食といった伝統的食事などを総合的に評価しつつ、Happy Agingを実現できる“快適で継続可能な抗加齢食”の在り方を考えていきたい。
一方、小腸から体内吸収される栄養素のパスウェイだけでなく、非消化性成分で分泌・生成される消化管ホルモンや短鎖脂肪酸などを介し、全身の健康に関与することがわかってきた重要なアンチエイジング器官・腸および腸内菌叢と食事の関係についても考察を行う。
さらに、このシンポジウムは壇上の議論のみに留まらない。
“実践的科学としての食の医療プロジェクト”という名称通り、演者でもあるフレンチシェフの松尾幸造氏、薬膳師の堀実佐子氏が食材、調理法などを吟味して作り上げた2種類の弁当を、シンポジウムに併設されたランチョンで提供する。
実際に弁当として提案された食事を味わい、評価しつつ、抗加齢食の今後について議論を深めたい。