第14回 日本抗加齢医学会総会

セッション情報

クリニカルワークショップ

クリニカルワークショップ1

早老症から抗加齢医学を考える

2014年6月7日(土) 10:40 〜 11:40 第2会場 (小ホール 5F)

座長:細川亙(大阪大学大学院医学系研究科形成外科学), 勝谷友宏(勝谷医院/大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学)

【座長の言葉】
早老症と呼ばれる疾患としては、Werner Syndrome、Cockayne Syndrome、Hutchinson-Gilford Progeria Syndrome、Rothmund Thomson Syndrome等がよく知られているがそれら以外にも様々な早老疾患があり、その病態も種々である。それらの多くは全身の臓器が同時進行的に過度に老化していくが、時には一部の臓器に限って急速な老化を呈する早老症もある。また、幼少期から早老傾向にあるものもあればある程度の年齢以降から突然に急速な老化が始まるものもある。そして早老症という名称にふさわしいかどうかは分からないが、後天的な原因によって急速老化を生じているのではないかと疑われる症例もある。
このように様々な早老症の実例は抗加齢医学という分野において加齢を科学的に探索するにあたって実に貴重な宝である。宝である早老症症例から加齢の真実の扉を開ける鍵を探す、そしてそれをもとに抗加齢に結び付く医療に突き進む、それがこのWSの主眼である。