第14回 日本抗加齢医学会総会

セッション情報

基礎老化学会合同シンポジウム

基礎老化学会合同シンポジウム

基礎老化学と抗加齢医学の接点と将来の展望

2014年6月7日(土) 09:00 〜 10:30 第2会場 (小ホール 5F)

座長:白澤卓二(順天堂大学大学院加齢制御医学), 石井直明(東海大医学部基礎医学系分子生命科学)

【座長の言葉】
老化の速度を制御することは可能という抗加齢医学が根拠としているものの多くに、老化の基礎研究者による分子遺伝学的な研究成果が大きな役割を果たしています。しかし、基礎と抗加齢医学という老化研究の両極に位置する研究者たちが議論する機会はこれまであまりありませんでした。そこで日本基礎老化学会で活躍している研究者がどのような形で抗加齢に貢献し、またアンチエイジングに対して日頃どのような思いを抱いているかを抗加齢医学会の会員に知っていただく機会として、このシンポジウムを企画しました。
まずは、基礎老化研究の歴史を東京都健康長寿医療センター研究所の丸山直記先生に、次に、基礎研究が抗加齢医学に大きく寄与している事例としてカロリー制限の研究について長崎大学医学部の下川功先生に解説していただきます。
基礎研究では実験動物を使用することが多く、ヒトを対象としたアンチエイジングに応用していくために乗り越えなければならない問題がたくさんあります。そこで、基礎老化学会代表として徳島文理大学香川薬学部の三井洋司先生と抗加齢医学会の代表として順天堂大学大学院の白澤卓二先生の二人を中心に、アンチエイジングにおける問題点を洗い出し、その解決策を基礎老化研究者と抗加齢医学研究者が一緒になって考える場にしたいと思います。