第14回 日本抗加齢医学会総会

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プレシンポジウム

プレシンポジウム5

男性のための抗加齢学入門─アンドロロジーからのアプローチ

Fri. Jun 6, 2014 9:00 AM - 10:30 AM 第6会場 (1202 12F)

座長:大家基嗣(慶應義塾大学医学部泌尿器科), 中島耕一(東邦大学医学部泌尿器科学)

【座長の言葉】
男性が元気を失った時代と言われるようになって久しい。メタボ対策は男女共通の抗加齢のアプローチであるが、アンドロロジー(男性学)を基盤にした男性を元気にする提唱があってしかるべきだと考えてきた。男性が元気をとりもどすには?我々泌尿器科医は日常診療において数多くの男性を診療し、そこで学んだことは、男性の性格には幅があるという事である。逆境に接してもむしろそれをチャンスとして受け止め、人生に生かそうとするヒトもいれば、ささいなことで思い悩み、不安によって自分を押しつぶしてしまうヒトまで、男性の性格の幅は広い。泌尿器科医であることは高齢の男性と接することが多く、診療を通じて先人の歩んだ人生を習える素晴らしい機会を持てている。そのせいか泌尿器科医はおしなべて元気である。
男性更年期障害は認知された医学用語となった。メンズヘルス外来が設けられるようになったのも男性を元気にしなければならない需要からである。男性のQOLの向上に最も寄与し、性格までも支配(?)しているのはテストステロンである。本シンポジウムは、睡眠時無呼吸症候群による夜間頻尿、男性機能(勃起)の向上、前立腺癌の予防にいたるまで、アンドロロジーの視点で抗加齢医学を過不足なく提供しようとする企画である。我々が日常診療からあみだした元気になるエッセンスを伝える事ができれば、この企画は成功したと言える。

○前田高宏1, 伊藤祐二郎1, 長田浩彦1, 中村聡1, 福永興壱2, 別所智子2, 大家基嗣3 (1.東京都済生会中央病院泌尿器科, 2.慶應義塾大学医学部呼吸器内科教室, 3.慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室)