第14回 日本抗加齢医学会総会

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プレシンポジウム

プレシンポジウム7

皮膚の科学からアンチエイジングを考える

Fri. Jun 6, 2014 9:00 AM - 10:30 AM 第8会場 (1008 10F)

座長:加藤則人(京都府立医科大学大学院医学系研究科皮膚科学), 赤松浩彦(藤田保健衛生大学医学部応用細胞再生医学)

【座長の言葉】
皮膚はわれわれの体の最外層を覆う臓器で、外界からのさまざまな攻撃に対して生体を防御する機能を有している。たとえば紫外線、大気の湿度や温度の変化、最近やウイルスなどの微生物のほか、多くの物理的、化学的な刺激が皮膚に作用するが、皮膚はこれらの影響が他の臓器におよばないようにするさまざまな仕組みを有している。これらの外界からの刺激や変化が、皮膚を構成する細胞や組織のエイジングを招く。加えて、皮膚は他者からみられるため、外見上の変化がわれわれの心に多大な影響をおよぼす。アンチエイジングの分野において皮膚のアンチエイジングは大きなテーマの一つであり、一般の人々の関心の高い分野である。また、美容をはじめとして産業界からも多くの参画がある。
本シンポジウムでは、皮膚のサイエンスに関する4名のエキスパートに登壇いただき、それぞれの得意分野、すなわち毛髪、真皮組織、メラノサイト、リンパ管など脈管のアンチエイジングについて、ご自身のデータを始め、内外の研究成果をアップデートしていただくことを企図している。多くの方々に参加していただき、実り多いシンポジウムにしたいと願っている。