第14回 日本抗加齢医学会総会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム11

炎症と再生の抗加齢医学研究

2014年6月6日(金) 13:10 〜 14:40 第11会場 (1101+1102 11F)

座長:浅原孝之(東海大学医学部再生医療科学), 江頭健輔(九州大学大学院医学研究院循環器病先端医療研究開発学)

共催:NPO法人血管医学研究推進機構

【座長の言葉】
近年になって、炎症疾患における細胞加齢現象の関与が注目されている。それだけでなく、損傷治癒における再生過程における細胞加齢現象の問題は再生医学研究における大きな課題となりつつある。
面白いことに、再生現象と炎症現象は切っても切れない関係にある。
再生過程において、炎症反応は再生誘導で欠かせないことも事実であるが、炎症疾患などの炎症反応の遷延は再生過程の妨げになっていることも判明している。様々の慢性炎症・臓器不全疾患における炎症反応は細胞老化を進行させ、これが再生不全を招いていると考えられる。そこで、炎症疾患における抗加齢治療が臓器再生を誘導するというコンセプトが提唱されつつある。
本シンポジウムでは、この「炎症と再生」という主題における抗加齢医学研究に関連しているエキスパートを集め、加齢医学研究の炎症医学・再生医学への応用の可能性について追求する。