第14回 日本抗加齢医学会総会

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分科会シンポジウム

分科会シンポジウム6

メラトニン─新たな展開と今後の展望

Sat. Jun 7, 2014 9:00 AM - 10:30 AM 第9会場 (1004+1005 10F)

座長:服部淳彦(東京医科歯科大学教養部生物学), 米井嘉一(同志社大学大学院生命医科学研究科アンチエイジングリサーチセンター)

【座長の言葉】
抗加齢内分泌研究会は今年で6年目を迎える。これまでメラトニンやDHEAの主な作用について基礎研究や臨床研究を紹介してきた。本年度は、少し趣向を変えて、これまであまり話題にあがらなかった領域に関するメラトニンの研究を紹介する。眼科領域では、白内障と睡眠との関係や、ブルーライトと夜間のメラトニン分泌動態について綾木雅彦先生(慶応義塾大学)に、口腔領域では、唾液腺から分泌されるメラトニンの役割と再生医療への応用という観点からメラトニンによる唾液腺形成の制御について阪井丘芳先生(大阪大学)に、がん領域では、がんの発生や増殖に対するメラトニンの作用以外に、副作用の軽減効果について二神真行先生(弘前大学)にお話をしていただく。最後に服部淳彦(東京医科歯科大学)が、メラトニンの予防・治療薬としての今後の展望という観点から、メラトニン受容体作動薬(ロゼレムなど)との作用機序の違いや期待される効果の違いについてお話をさせていただく。