第14回 日本抗加齢医学会総会

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ワークショップ

ワークショップ1

アンチエイジングドックと臨床研究の架け橋

Sat. Jun 7, 2014 2:40 PM - 4:10 PM 第9会場 (1004+1005 10F)

座長:齋藤英胤(慶應義塾大学薬学部薬物治療学), 米井嘉一(同志社大学大学院生命医科学研究科アンチエイジングリサーチセンター)

【座長の言葉】
本学会臨床研究推進委員会の活動の一つにアンチエイジングドックの臨床成績の解析が挙げられている。アンチエイジングドックが我が国に最初に開設されたのは2000年12月であるが、施設数は徐々に増え、現在200施設以上と言われている。人間ドックが主に生活習慣病や癌を対象に早期発見して早期治療に結びつける役割を有するのに加え、アンチエイジングドックでは病的老化を対象に加え、身体の機能年齢の老化予防、改善につなげることを目的としている。公衆衛生学的に人間ドックは二次予防に位置するが、アンチエイジングドックは一次予防を担うシステムとして期待できる。
本セッションでは①アンチエイジングドックのこれまでの成績の集計(30施設6016例のデータ解析)、②口腔領域と内科領域でのアンチエイジングドック成績の比較、③日本人間ドック学会としての臨床研究への取り組み(人間ドック健診の追跡調査・分析に基づく標準的検査基準値及び有用性に関する調査研究)、の3つのテーマで基調的講演を採択した。特に③については日本人間ドック学会と健康保健組合連合会との共同作業による150万例に及びビッグデータの解析であり、本学会としても見習うべき貴重な報告である。これらの発表の後、今後の臨床研究のあり方について総合討議を行う。
発表演題数を絞り、30分近い討議時間を設けたので、多くの皆様にご参画頂きたいと願う次第である。