演題募集
演題募集開始にあたり会長から皆さまへ
第50回学術集会がめざすもの-----
今回の学術集会は、50回の節目となることから
「さあ、これからの50年について話をしよう」
をメインテーマに掲げ、次の50年にむけたビジョンを創出することに挑みたいと思います。
具体的には、未来をSDGs(持続可能な開発目標)という視座で捉え、17のゴール、169のターゲットのプロフェッショナルから話を伺い、これからの社会がどのような方向に進み、どのようになっていくかを学ぶ。そして、その未来に向けて我われが果たすべき役割やあり方を議論・創発し、安心・安全で持続可能な社会の実現に向けて貢献できるよう救急医学の再構築(リブランディング)を図る機会にしたいと考えています。
ただし、P.F.ドラッカーが、「未来は予測できない、ということだけは予測できる」と言うように、いかに優秀な専門家を取りそろえても、未来を言い当てていただくことはできません。そのため、従来の学術集会では、『未来を連続的なもの』との前提に立ち、過去から現在までの時間を演繹する方法で、次年度、次次年度の活動の方向性の議論を積み重ねて参りました。この方法は、確定要素に基づいた定量的で統計学的にも堪えうる着実なもので、学術集会にふさわしいものです。
しかし、今回は、あえて『未来を不連続なもの』として50年後の未来を示していただき、それがもし本当だとしたら、我われは今からどう行動しなければならないかを考える、いわば「未来」から「今」を逆算して見る帰納法的作業に皆さんを誘いたいと思います。未来の語り部には、望み得る限り最高の専門家を配しました。しかし、それでも不確定な要素が多い。従って、この作業の解は決して一つに集約しないでしょう。それでもこの作業の過程で得られる未来洞察は、次の世代にとってたいせつな道標になると確信します。
会場は、1,000人規模のものを3つ用意します。
それぞれの会場では、まる一日一つのテーマについて作業します。
3日間で、3テーマ/日 x3日 = 9テーマを議論することになります。
(イメージ図)
学会1〜3日目(午前中) 3テーマ/日 x3日 = 9テーマ |
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第1会場 | 第2会場 | 第3会場 |
最大1,000席 | 最大1,000席 | 最大1,000席 |
学会1日目 第1会場 構成(案)を例に具体的な進め方をお示しします
テーマは、SDGs-13『気候変動』です。
プランナーは、気象庁気象研究所の今田由紀子先生にお願いしました。
まず、この会場で1日作業する目的と意義について、今田先生からオープニングのお話をいただいた後、第一部でこれからの50年におこる気候変動とそれによる社会の変容について専門家から学びます。
企業の視点や取り組みについての話を伺った後、第二部として、気候変動に伴う災害の激甚化や社会の危機について学びます。
そして、これらの議論を受けた形で、これからの50年を担う若手の救急医*を中心に、そうした未来に対応するために、救急医学は今後何を学び、どんな対応をしていったらよいかを討論していただきます。
(*熱中症、風水害、災害医療のシステム化などに知見を有する救急医が望ましいのは申すまでもありません。)
こうして各会場で導かれた9つの提言を、最終日の午後に持ち寄り、最終的に「次の50年に向けた学会宣言」の形にまとめたいと思っております。
学会3日目(午後) | ||
第1会場 | 第2会場 | 第3会場 |
メイン会場 | 第1(メイン)会場を第2、3会場でライブ配信 | |
上記のような趣旨から、学会員の皆さまにおかれましては、ご自身の発表はすべてWeb(オンデマンド)でお願いし、会場では一緒に学び、考え、議論することにご参加いただきたいと思います。
3日間の真剣な作業が、次の50年に向けた救急医学の新たなビジョンの創生につながることを心より祈念しております。一人でも多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
なにとぞ、ご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
令和4年5月20日
山口芳裕 拝
一般演題募集要項
2022年5月20日(金)~ 6月20日(月)正午 延長は致しません
【一般演題】
筆頭演者は日本救急医学会の正会員に限ります
共同演者の応募資格は以下の通りです
救急医 :正会員
救急医以外:非会員でも応募可能
- 筆頭演者、共同演者(救急医の場合)で非会員の方は、演題提出前に必ず日本救急医学会にご入会ください。
- 発表者は抄録の筆頭演者としてください。
- 非会員は「9999」と記載して下さい。
入会手続きは日本救急医学会学会Webサイトをご確認ください
【学生・研修医セッション】
- 応募可能な研修医は初期研修医(国試合格後2年以内の臨床研修医)とさせていただきます。
- 本セッションに応募する学生・研修医は日本救急医学会の会員である必要はありません。
- 但し、共同演者のうち最低1名は正会員である必要があります。
発表形式
テーマ1〜9(各SDGs × 救急医療) : 現地発表
一般演題(学生・研修医セッション含む): 全てWeb(オンデマンド配信)
演題発表形式の決定につきましては会長に一任願います
【テーマ1〜9】
- 各テーマにおける今後50年の社会的な変化・変容について専門家の議論を受け、最後に救急医のセッションを設けます。その中で、これからの50年を担う若手救急医を中心に、議論に参加いただけるシンポジストを募集いたします。
- 各テーマにおける、これからの50年を見据えた救急医療の課題とその対応について、演題を応募して下さい。
- 各テーマでは、議論の中でkey slideを1-2枚提示いただくことはあっても、個々人の持ち時間での発表は予定しておりません。
- 演題の採否・発表形式については会長にご一任ください。
- 不採択の場合、一般演題での採択となります。プログラムにつきましては、会長にご一任ください。
テーマ1 | 気候変動 | 公募・一部指定 |
---|---|---|
テーマ2 | 安全保障 | |
テーマ3 | 研究 | |
テーマ4 | 街づくり | |
テーマ5 | 情報/技術革新 | |
テーマ6 | 貧困/異文化/飢餓 | |
テーマ7 | 高齢化/医療経済 | |
テーマ8 | 教育/人材育成 | |
テーマ9 | コロナ/新興感染症 |
【一般演題】
- 演題の採否については査読後に決定致します。
- 「研究報告」と「症例報告」のどちらかを選択してください。
- 応募の際は「一般演題」として受付をし、「口演」「ポスター」の選択はございません。
- 演題登録にあたり、以下の分類から発表内容に合致する区分を選択してください。(第1〜2希望まで選択してください)
- なお、採用の段階でご希望のセッションと異なるセッション・発表形式での発表をお願いすることがありますので、ご了承ください。
1 | 心肺停止 | 34 | 輸液・輸血 |
---|---|---|---|
2 | 中枢神経 | 35 | 鎮静・鎮痛 |
3 | 循環 | 36 | 栄養管理 |
4 | 呼吸 | 37 | 画像診断 |
5 | 肝臓 | 38 | IVR |
6 | 腎臓 | 39 | 集中治療 |
7 | 消化器 | 40 | モニタリング |
8 | 内分泌・代謝 | 41 | 重症度・予後評価 |
9 | 多臓器不全・ショック | 42 | 病態生理 |
10 | 感染症・敗血症 | 43 | 基礎研究 |
11 | COVID-19 | 44 | ME・医療機器 |
12 | 血液凝固異常線溶異常 | 45 | ICT |
13 | 頭部外傷 | 46 | ER診断 |
14 | 胸部外傷 | 47 | 病院前医療・救護・MC |
15 | 腹部外傷 | 48 | 航空医療 |
16 | 骨盤・四肢外傷 | 49 | 災害医療 |
17 | 脊椎・脊髄外傷 | 50 | 脳死・終末期医療 |
18 | 多発外傷 | 51 | 臓器組織提供・移植 |
19 | 外傷の病態・診断・治療 | 52 | Autopsy Imaging |
20 | その他外傷 | 53 | リハビリ・在宅ケア |
21 | Acute Care Surgery | 54 | チーム医療 |
22 | 熱傷・電撃傷 | 55 | 地域医療・連携 |
23 | 環境異常 | 56 | Repid Response System |
24 | 中毒 | 57 | 医療安全 |
25 | 高齢者の救急 | 58 | 労務・運営管理・医療支援 |
26 | 小児の救急・集中治療 | 59 | 男女共同参画・キャリアパス |
27 | 小児外傷 | 60 | 医療経済・DPC |
28 | 産科・婦人科救急 | 61 | 卒前教育・初期研修 |
29 | 精神科救急 | 62 | 救急専門医教育/標準化医療教育 |
30 | その他の救急疾患 | 63 | 救急科専門医制度 |
31 | 呼吸管理 | 64 | その他 |
32 | PCPS・ECMO | ||
33 | 血液浄化 |
【学生・研修医セッション】
学生や研修医からの視点で興味のあるテーマについて、思う存分発表してください。発表が学生や若手医師にとって救急医を志すような良いきっかけとなり、リサーチマインドが醸成されることを願っています。学生らしい初々しさ、初期研修医らしい着眼点が感じられる内容を期待しています。
演題の採否およびWebへ演題登録日時、配信期間については、後日演題登録時にご入力いただいたE-mailアドレス宛にお知らせする予定です。
- 演題登録は、すべて本Webサイトからのインターネットによるオンライン登録で受け付けます。
- 最初に演題を登録する際、演題登録用のアカウントを取得していただきます。アカウント取得時に設定したログインID・パスワードは忘れないように自己責任において管理してください。なお、セキュリティの観点からログインID・パスワードに関するお問い合わせには、一切お答えできかねます。パスワードを忘れた方は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」のリンクからパスワードを再発行してください。
- 全角60文字までで登録してください。
【抄録登録】
- 演者名・所属・タイトル・本文の合計は640文字以内
- 抄録本文550文字以内
- タイトル・演者名・所属機関名が長くなると本文文字数が制限されます。文字数をオーバーすると登録できませんのでご注意ください。Wordファイル形式で作成、コピーして添付することをお勧めします。
- 特殊記号・文字はホームページ上の特殊記号・文字表からコピーしてご利用ください。
- 抄録に関しては、誤字・脱字・変換ミスを含め、事務局での校正・訂正は行ないませんので、十分にご確認ください。
- 演題登録の受領は e-mail で行ないます。
- 演題登録完了後、登録したメールアドレス宛に受付番号を含む投稿完了通知メールが送信されます。この通知は通常数分以内に送信されますが、もしメールが届かない場合は演題登録が完了していない可能性があります。登録内容を確認後、完了していない場合は、再度ご登録ください。
【共著者の登録】
- 共著者は筆頭演者を含めて11名まで
- 所属機関は11箇所まで
【利益相反(COI)状態の申告】
- 医学研究に関する利益相反管理指針の施行細則第5条および第7条に準じて、応募時からさかのぼって過去3年間に単年度の金額が基準を超える場合は申告してください。
- 利益相反(COI)状態が無い場合:発表時に述べる必要なし
- 利益相反(COI)状態が有る場合:演題発表時の冒頭にスライド1枚、もしくはポスターの左上部に利益相反状態にある内容を開示し、その企業名を読み上げてください。
演題登録後の修正・削除
演題登録締切までは、何度でも登録した演題は確認・修正・取り消しが可能です。
演題を確認・修正・取り消しをする場合は、演題登録時に取得したログインID・パスワードを使用して演題登録システムにログインしてください。
- 演題登録システムの推奨ブラウザについては、システムのログイン画面をご確認ください。推奨環境でアクセスした場合であっても、ご自身のコンピュータ環境によっては、演題登録できない場合があります。登録できない場合には、コンピュータ環境の異なる他のコンピュータから演題登録を試してください。
- 演題登録締切直前は回線が大変込み合うことが予想されますので、お早めにご登録ください。回線混雑に伴う演題登録の不備等につきましては、事務局では一切責任を負いません。
- 投稿者自身が間違えて入力した内容につきましては、事務局では一切責任を負いません。登録ボタンを押す前に、内容に間違いがないか必ずご確認ください。
演題は、以下のボタンからご登録ください。
演題登録に関するお問い合わせ
主催事務局
〒181-8611
東京都三鷹市新川6-20-2
杏林大学 医学部 救急医学
Tel:0422-42-5005(直通)
Fax:0422-42-4866
Mail:jaam50@ksot.kyorin-u.ac.jp
一般社団法人 日本救急医学会
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TEL:03-5840-9870
FAX:03-5840-9876
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