第14回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

教育講演

教育講演4
グラフィック波形の変化から読み取る、患者に起こっている現象

2018年7月1日(日) 09:05 〜 10:05 第5会場 (2階 平安)

座長:立野 淳子(小倉記念病院)

[EL4] グラフィック波形の変化から読み取る、患者に起こっている現象

戎 初代 (東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部)

10年前とくらべ、人工呼吸器のグラフィックモニタを活用している方々は増加し、参考書や学会などでの話題も多く見られるようになってきました。
グラフィックモニタは、患者の呼吸メカニクスをより理解しやすくしているツールです。数値だけではイメージがわきにくいコンプライアンスやレジスタンスも、描かれた線によって視覚的に直感的に理解を助けてくれます。
普段、グラフィックモニタの観察を行っている方は、すでにご存知かもしれませんが、注意してほしい波形には呼び名がついています。それらの波形が観察された場合に、患者にどのような影響が起こっているのか、どのような対応が必要になるのかについて知っておくことは、安全な呼吸管理に必要な知識です。
今回の発表では安全な呼吸管理の視点から、そのままにしておかない方がよいと思われる波形の中から、ポイントを絞ってお話させていただきます。