[交流集会4] 利益相反(Conflict of Interest:COI)についての理解―どこにでもある利益相反―
クリティカルケア看護学の研究は、企業、組織、団体等との産学連携等により行われる場合が少なくありません。研究においては公明性、中立性が求められますが、産学連携研究により、学術的、倫理的責任を果たすことによって得られる成果の社会への還元(公的利益)と、産学連携活動に伴い研究者個人が取得する金銭、地位、利権など(私的利益)の2つの利益が研究者個人の中に生じる『利益相反(conflict of interest: COI、以下COI)』が発生することがあります。
そのため本委員会は、本学会における学術活動の公明性と中立性を確保するために会員に対してCOIに関する基本的な考え方を示すことを目的に、平成29年度に新しく設けられた委員会です。そして今回の学術集会から、自らのCOI状態を自己申告によって適切に開示し、本指針を遵守することを求められるようになりました。
そこで今回の交流集会では、臨床看護師にとっては聞きなれないCOIとは何か、重症患者の看護や看護研究・教育活動において起こりうるCOI、申告や開示が必要な理由などについて知ることから始めたいと考えています。
本年度は、東京医科歯科大学において、産学連携活動推進及び知財管理、利益相反マネジメントを含む産学連携コンプライアンスの教育及び研究に従事し、臨床場面で直面するCOIについてわかりやすく解説いただける専門家の先生をお招きいたします。
<講師>東京医科歯科大学 教授・産学連携研究センター長 飯田 香緒里 先生
ご講演後には、具体例を交えながら、COIについて皆様と一緒に考えていきたいと思います。
1) どこにでもある利益相反
2) この行為、利益相反になりますか?
3) 利益相反は悪いことですか
そのため本委員会は、本学会における学術活動の公明性と中立性を確保するために会員に対してCOIに関する基本的な考え方を示すことを目的に、平成29年度に新しく設けられた委員会です。そして今回の学術集会から、自らのCOI状態を自己申告によって適切に開示し、本指針を遵守することを求められるようになりました。
そこで今回の交流集会では、臨床看護師にとっては聞きなれないCOIとは何か、重症患者の看護や看護研究・教育活動において起こりうるCOI、申告や開示が必要な理由などについて知ることから始めたいと考えています。
本年度は、東京医科歯科大学において、産学連携活動推進及び知財管理、利益相反マネジメントを含む産学連携コンプライアンスの教育及び研究に従事し、臨床場面で直面するCOIについてわかりやすく解説いただける専門家の先生をお招きいたします。
<講師>東京医科歯科大学 教授・産学連携研究センター長 飯田 香緒里 先生
ご講演後には、具体例を交えながら、COIについて皆様と一緒に考えていきたいと思います。
1) どこにでもある利益相反
2) この行為、利益相反になりますか?
3) 利益相反は悪いことですか