9:10 AM - 9:25 AM
[AC5-1] AC5
Keywords:口腔ケア
口腔ケア実践ガイドの完成を目前に控え、委員会として改めて気管挿管患者への口腔ケアの難しさを感じている。その理由は以下の3つの点がある。気管挿管患者の口腔ケアは、気管チューブにより視野確保が難しい。また操作するスペースが十分確保できない。さらに口腔ケア時に気管チューブ抜去のリスクがあることがある。このような困難な状況下でも、口腔ケアの重要な目的である口腔内を清浄に保つために、プラークの除去、破壊したプラーク等の回収、湿潤環境の維持を達成しなくてはならない。
このように高度な技術を必要とする気管挿管患者の口腔ケアにおいて、その手技は本邦では標準化されたものがなく、本委員会が提示した口腔ケア実践ガイドが標準化の道しるべとなることを目指している。そこで、本セッションでは、実践ガイドの中で用いている2つの汚染物回収方法である「洗浄法」と「清拭法」の効果の違いを、汚染物の回収効果、口腔衛生環境、流れ込みの程度の3つの視点から検討した結果を報告する。
このように高度な技術を必要とする気管挿管患者の口腔ケアにおいて、その手技は本邦では標準化されたものがなく、本委員会が提示した口腔ケア実践ガイドが標準化の道しるべとなることを目指している。そこで、本セッションでは、実践ガイドの中で用いている2つの汚染物回収方法である「洗浄法」と「清拭法」の効果の違いを、汚染物の回収効果、口腔衛生環境、流れ込みの程度の3つの視点から検討した結果を報告する。