第15回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

交流集会

[AC6] 救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイドの公表

2019年6月16日(日) 10:30 〜 11:50 第4会場 (1F 中会議室)

企画:終末期ケア委員会
救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド

10:30 〜 11:50

[AC6] 救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイドの公表

立野 淳子1、小島 朗1、田山 聡子1、中谷 美紀子1、比田井 理恵1、藤本 理恵1、山勢 博彰1、山勢 善江2、山本 小奈実2、岡林 志穂2、大野 美香2、芝田 里花2、福島 綾子2 (1. 日本クリティカルケア看護学会 終末期ケア委員会、2. 日本救急看護学会 終末期ケア委員会)

キーワード:終末期ケア、プラクティスガイド、救急・集中治療

 救急・集中ケア領域では、あらゆる治療や看護を講じても救命しえない患者が存在する。ここでのケアに携わる看護師は、患者と家族がその人らしい最期を迎えるために何が出来るのかに悩み、終末期看護に困難さを感じることも少なくない。多死社会を前に、この領域でも、Good Death(望ましい死)のために、Quality of Death(死の質)を求められる時代になっている。
 そこで、日本クリティカルケア看護学会と日本救急看護学会では、2017年から終末期ケア合同委員会を発足させ、救急・集中ケアに携わる看護師が終末期看護の実践で活用可能なガイドの作成に着手した。
 2018年には、両学会学術集会(6月・10月)の交流集会で案を公表し、参加者との意見交換を行い、さらに、2019年2月のパブリックコメントを経て、今回、最終版を公表するに至った。
 本ガイドは、三部構成となっており、第一部は、救急・集中ケアにおける終末期ケアの目的や用語の定義・終末期看護の全体像、また、第二部は終末期看護における看護師の役割や5つのケア概念の内容、そして、第三部では救急・終末期ケアに必要な重要用語や概念、アセスメントツール等の解説を行っている。
 本交流集会では、「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」について、第一部と第二部それぞれの主要部分を解説するとともに、このガイドの活用方法について参加者とディスカッションしたいと考えている。
 多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

<交流集会内容>
 1. プラクティスガイド全体像の説明(日本クリティカルケア看護学会終末期ケア委員会担当理事 立野淳子)
 2. 終末期看護の5つの概念の解説(日本クリティカルケア看護学会終末期ケア委員会 中谷美紀子、田山聡子)
 3.今後の展開についての説明(日本救急看護学会終末期ケア委員会担当理事 山勢善江)
 4.ディスカッション