9:15 AM - 9:30 AM
[SY3-2] SY3-2
Keywords:キャリアデザイン、RRS、クリティカルケア
【はじめに】
今回、自分が指定演者となったことに、自身ではいささか不思議な感覚を感じている。自身のキャリアデザインを計画的に意識し歩んできたわけではなく、振り返ればこのような道を歩いてきたというのが正直なところと感じているからかもしれない。ゆえに、今回、論述的・学術的にも示すことは到底できそうもない。この歩みに影響を及ぼしたと思うことを振り返ってみたいと思う。
【経歴】
神奈川県鎌倉市出身、県立高校卒業、北里大学看護学部看護学科卒業、北里大学病院入職、脳神経外科病棟3年、ICU・CCU12年、RST・RRT室専従となり現在9年目。
2004年集中ケア認定看護師取得、2018年特定行為研修終了、現在、大学院在籍中。
【現在組織内で行っていること】
2011年、Rapid Response System[RRS]を院内に導入し、現在そのシステムのマネージメント及び対応要素として専従として在籍している。Rapid Response Team[RRT] 要請の場面では、病棟チームと協働し、認定看護師としてクリティカルケアを実践し、内容によって、特定行為を実践している。また、その場面ではOJTとしてフィジカルアセスメントの教育の場としている。また、要請件数を増やすための周知活動・教育は、認定看護師としての役割と合致しており、院内への役割は無限に広がっている。病院で生活する患者がより安全に、早期に退院を目指せるという当たり前の事について、組織全体として取り組むRRSというシステムの構築・成長をサポートできればと考えている。
【キャリアデザインとはなにか】
キャリアデザインとは、キャリアゴールと現実のギャップをいかに埋めるかの筋道を描くものであり、個人の価値観のみならず、現在の保有能力の棚卸しが必要であるとされる。また、道筋を考える上では、自分の能力、自分の価値、自分の欲求の3つの問に向き合い、考えていくことで開けてくるとされている。そしてこれがキャリア・アンカーとなる。しかし、このキャリア・アンカーがどうだったかを振り返ると、自分は人との出会いや繋がりに多くの影響を受けていると感じている。いろいろな価値・動機を考えたときに、ロールモデルとなっていた少し前を歩く先輩の存在や自分自身では考えもつかなかった認定看護師を勧めてくれた感謝の思いが絶えない大先輩の存在がある。また、患者を通しての経験も大きい。ICUの治療やケアを施すことによりやっとの思いで病棟退出した患者が数日後に重症肺炎で再入室し助けられなかった事や、もう少し早くICUに入室したらと思う命に対して、どうにかしなければと感じたこともキャリア・アンカーの要素になっている。
私は、小さい頃から看護師になりたかったということでもなく、大学時代も就職してからも看護師とはなにかと自問自答していた。多くの医療者や患者を通じて思うことから何かを考え、組織のタイミングとなんらかのきっかけで流れ着いた今がある。
はやり、私のキャリアデザインは、先々まで計画することでできたものではなく、歩んできた道という結果に過ぎないのかもしれない。
今回、自分が指定演者となったことに、自身ではいささか不思議な感覚を感じている。自身のキャリアデザインを計画的に意識し歩んできたわけではなく、振り返ればこのような道を歩いてきたというのが正直なところと感じているからかもしれない。ゆえに、今回、論述的・学術的にも示すことは到底できそうもない。この歩みに影響を及ぼしたと思うことを振り返ってみたいと思う。
【経歴】
神奈川県鎌倉市出身、県立高校卒業、北里大学看護学部看護学科卒業、北里大学病院入職、脳神経外科病棟3年、ICU・CCU12年、RST・RRT室専従となり現在9年目。
2004年集中ケア認定看護師取得、2018年特定行為研修終了、現在、大学院在籍中。
【現在組織内で行っていること】
2011年、Rapid Response System[RRS]を院内に導入し、現在そのシステムのマネージメント及び対応要素として専従として在籍している。Rapid Response Team[RRT] 要請の場面では、病棟チームと協働し、認定看護師としてクリティカルケアを実践し、内容によって、特定行為を実践している。また、その場面ではOJTとしてフィジカルアセスメントの教育の場としている。また、要請件数を増やすための周知活動・教育は、認定看護師としての役割と合致しており、院内への役割は無限に広がっている。病院で生活する患者がより安全に、早期に退院を目指せるという当たり前の事について、組織全体として取り組むRRSというシステムの構築・成長をサポートできればと考えている。
【キャリアデザインとはなにか】
キャリアデザインとは、キャリアゴールと現実のギャップをいかに埋めるかの筋道を描くものであり、個人の価値観のみならず、現在の保有能力の棚卸しが必要であるとされる。また、道筋を考える上では、自分の能力、自分の価値、自分の欲求の3つの問に向き合い、考えていくことで開けてくるとされている。そしてこれがキャリア・アンカーとなる。しかし、このキャリア・アンカーがどうだったかを振り返ると、自分は人との出会いや繋がりに多くの影響を受けていると感じている。いろいろな価値・動機を考えたときに、ロールモデルとなっていた少し前を歩く先輩の存在や自分自身では考えもつかなかった認定看護師を勧めてくれた感謝の思いが絶えない大先輩の存在がある。また、患者を通しての経験も大きい。ICUの治療やケアを施すことによりやっとの思いで病棟退出した患者が数日後に重症肺炎で再入室し助けられなかった事や、もう少し早くICUに入室したらと思う命に対して、どうにかしなければと感じたこともキャリア・アンカーの要素になっている。
私は、小さい頃から看護師になりたかったということでもなく、大学時代も就職してからも看護師とはなにかと自問自答していた。多くの医療者や患者を通じて思うことから何かを考え、組織のタイミングとなんらかのきっかけで流れ着いた今がある。
はやり、私のキャリアデザインは、先々まで計画することでできたものではなく、歩んできた道という結果に過ぎないのかもしれない。