[EL2] シミュレーション教育法を活用したクリティカルケア多職種連携教育の可能性
キーワード:シミュレーション、クリティカルケア、多職種連携教育
シミュレーション教育法は「模擬的に経験を行い、その経験で得られた気づきを熟考し、新たな学びを得る」という経験型学修論理に基づいている。シミュレーション教育法は医学領域だけでなく、法曹・防衛・航空領域でも盛んに行われている。医学領域のシミュレーション教育法は、獲得目標であるテクニカルスキルおよびノンテクニカルスキルが複雑であることが多い。しかし、基本的な教育工学を理解すれば、必ず効果的なシミュレーション教育が可能である。シミュレーション教育法は必ずしもシミュレーターを用いる必要はなく、机上における施行も可能である。
本講演では、シミュレーション教育法の原理から、①事前学習と準備、②ブリーフィング、③シナリオ実行、④デブリーフィングの基本的な流れをまず解説する。その後、クリティカルケアにおける多職種連携を目指した組織内シミュレーション講習会の意義と産科緊急対応に関する実践例を報告する。
多職種連携教育の必要性は高いが、倫理的問題、参加人数制限、教育空間確保が問題となる。シミュレーション教育法は、多職種連携教育に大きく貢献できると筆者らは考えている。本講演が、皆様の施設におけるクリティカルケア領域の多職種連携教育におけるシミュレーション教育法活用に寄与できれば幸いである。
本講演では、シミュレーション教育法の原理から、①事前学習と準備、②ブリーフィング、③シナリオ実行、④デブリーフィングの基本的な流れをまず解説する。その後、クリティカルケアにおける多職種連携を目指した組織内シミュレーション講習会の意義と産科緊急対応に関する実践例を報告する。
多職種連携教育の必要性は高いが、倫理的問題、参加人数制限、教育空間確保が問題となる。シミュレーション教育法は、多職種連携教育に大きく貢献できると筆者らは考えている。本講演が、皆様の施設におけるクリティカルケア領域の多職種連携教育におけるシミュレーション教育法活用に寄与できれば幸いである。