第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

アカデミックセミナー 委員会企画

[ACS8] これからの人工呼吸ケアと教育 企画:日本クリティカルケア看護学会人工呼吸器ケア委員会

[ACS8-01] [委員会企画セッション] これからの人工呼吸ケアと教育

○辻本 雄大1、卯野木 健1、道又 元裕1、白坂 雅子1、立野 淳子1、濱本 実也1、植村 桜1、露木 菜緒1、後藤 順一1、坂木 孝輔1 (1. 日本クリティカルケア看護学会人工呼吸ケア委員会)

キーワード:人工呼吸ケア、教育、ニーズ調査


 人工呼吸ケア委員会では、質の高い人工呼吸ケアを広く啓発するため、これまで人工呼吸ケアに必要な基礎知識や最新の知見に関するセミナー、あるいは人工呼吸器離脱シミュレーション教育などの実践的な教育を企画・提供してきた。COVID-19 によって教育の提供方法は大きく変わりつつあるが、今後も臨床のニーズに沿った充実した教育を提供したいと考えている。ところで、重症COVID-19患者の治療においては、人工呼吸器やECMOの導入が検討され、これらを管理・看護できる看護師への期待が高まっている。一方、患者数の増加により慣れないスタッフが対応せざるを得ない現状も明らかになってきており、臨床では教育にかかわるニーズが変化していることが予測される。
 そこで、「人工呼吸器及びECMOに関する教育二ーズについての調査」を行い、臨床現場における実態の把握を行った。調査期間は2021年1月16日〜2月17日で、学会員に対してメールにてwebアンケート調査への協力を依頼した。なお、調査は無記名で実施した。
 今回の交流集会では、調査結果から明らかになった臨床での教育ニーズと、それを踏まえて委員会が企画する新たな教育について報告する。