第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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[HS3] ICU面会について考える -制限の中でできること-

[HS3-01] ICU面会について考える ー制限の中でできることー

○辻本 雄大1、○上野 沙織2、○須賀 麻由里3 (1. 奈良県立医科大学附属病院 看護部、2. 神戸市看護大学 看護学部、3. 名古屋第二赤十字病院 看護部)

キーワード:ICU面会

PICS /PICS-Fの予防として、面会制限緩和・自由化が活発に議論される一方で、医療者不在時の容態急変や十分なスペース確保の困難など、環境整備は容易ではなく、単純に制限緩和・自由化を推進できない現状がある。また、ICUダイアリーのような取り組みの有効性についても、議論が尽きない。このように、ICUに入室する重症患者の家族とのコミュニケーションのあり方は、施設の特性やICUの運用方針などに左右されやすく各施設の状況も影響する課題でもある。
 このような状況の中でも、医療者は組織の特徴に合わせながら積極的に家族とのコミュニケーションがとれるよう、工夫して面会のあり方に取り組んでいると思われる。ガイドラインのような統一したケア方針は立てにくいものの、同様の状況下にある施設同士では実践知の共有が可能なのではないかと考えた。
 本セッションでは、①面会可能者の条件がある場合、②面会の時間制限がある場合、③新型コロナウイルス患者への面会の場合、の3テーマを設定し、それぞれの経験が共有できるようディスカッションをメインとしたICU面会を考える機会を提供する。

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