第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

オンタイムセッション ハンズオンセミナー

[HS4] 明日から活かせるECMO看護の実際

座長:石川 幸司(北海道科学大学 保健医療学部)

[HS4-01] 明日から活かせるECMO看護の実際

○市村 健二1、○栗原 知己2 (1. 獨協医科大学病院 看護部、2. 札幌市立大学 看護学部)

キーワード:ECMO

COVID-19の世界的な流行によって、Extracorporeal membrane oxygenation(ECMO)治療への期待やニーズが高まっています。これまでECMO治療を積極的に行ってきた施設のみならず、そうでない施設においてもECMO患者の看護にあたる機会が増えているのではないでしょうか。また、そのような状況下において十分な学習やトレーニングがままならずに不安を抱えながら看護に当たっている方も多いではないでしょうか。
 ECMO治療には、静脈から脱血し、動脈に送血する(Veno arterial: VA)方法と静脈から脱血し、静脈に送血する(Veno venous: VV)方法の大きく分けて2通りの方法がありますが、同じECMOと呼んでも、この2つは管理の目的が大きく異り、考えるポイントや、観察点も異なってきます。参考書などにおいては一般的な観察ポイントが挙げられていますが、実践の中で何を考えどう判断してくのかについてはあまり述べられていないのではないでしょうか。
 本セミナーでは、ECMO看護を事例で紹介するだけではなく、補助循環として何を補助しているのか、病態から看護診断までの思考について、ECMO看護のビギナーの方にもわかりやすい内容で参加者の皆様と考えていきたいと思います。

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