第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

Presentation information

オンタイムセッション ハンズオンセミナー

[HS6] すぐ実践!失敗しない早期離床を進めるためのコツ

[HS6-01] [ハンズオンセミナー] すぐ実践!失敗しない早期離床を進めるためのコツ

○市川 毅1 (1. 東海大学医学部付属病院 リハビリテーション技術科)

Keywords:早期離床、リハビリテーション、Early mobilization

集中治療領域における早期離床および早期運動(Early mobilization)は、早期リハビリテーションの核となるプログラムである。また、本邦では平成30年度の診療報酬改定にて、特定集中治療室(ICU)における早期離床・リハビリテーション加算が新設され、早期離床に対する注目度が高まっている。近年の報告(Lancet 2009;373:1874-82, Intensive Care Med 2017;43:171-83, Cochrane Database Syst Rev 2018;3: CD010754, BMJ Open 2018;8:e019998)によると、ICUにおける早期離床およびEarly mobilizationは、ICU-acquired weakness(ICU-AW)やせん妄の予防・改善、ICU退室時の筋力の改善、ならびに退院時のADL機能的自立度の改善効果が示されている。しかし、実際には離床に向けた準備の不十分さやアセスメント不足によって、離床の失敗につながる場合もある。また、本邦では高齢化が進んでおり、早期離床へのアプローチがさらに難渋化している側面がある。本セミナーでは、ICU患者の早期離床を成功に導くために、ポジショニングやコンディショニングをはじめとした準備段階から離床までのポイントについて、明日からの臨床にすぐ実践できる内容を提供したい。

《参加登録》
https://forms.gle/UY3JZYeRKWaDxrAh9