第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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プラクティスセミナー

[PS10] V-V ECMOとV-A ECMOの違いから見えるECMO管理

[PS10-01] [プラクティスセミナー] V-V ECMOとV-A ECMOの違いから見えるECMO管理

○高田 誠1 (1. 宇治徳洲会病院 看護部)

Keywords:ECMO、補助循環


 COVID-19に関する報道に接する中で、一般の方でもECMO(extracorporeal membrane oxygenation)という名称を耳にするようになりました。しかし、ECMOという名称を聞いたことがあっても、ECMOの役割について理解されている方は少ないでしょう。看護師の中でもECMOに携わった経験がある方も少ないのではないでしょうか。
 ECMO管理は、集中治療の中でもトップクラスに難易度の高いものと考えています。これは、管理を誤ると生命予後に直結するからです。また、ECMOを導入することによって、生理的な呼吸循環動態とは異なった形で生命が維持されることになり、看護をする上で治療に関する十分な把握が重要になります。ECMO管理は難易度が高いといえますが、十分な理解の上、安全に管理することが求められています。
 今回はECMOを、V-V(Venous-Venous) ECMOとV-A(Venous-Artery) ECMOに分けて知識を整理していきます。これら2つの方法の違いと臨床的な棲み分けを確認することでより深くECMOを理解することができ、観察するポイントが見えてきます。
 本セミナーでは、ECMO管理の基本をもとにV-V ECMOとV-A ECMOの違いについてお話ししていきたいと思います。