第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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プラクティスセミナー

[PS13] 人工呼吸器グラフィックモニターから見えるケア

[PS13-01] [プラクティスセミナー] 人工呼吸器グラフィックモニターから見えるケア

○前田 倫厚1 (1. 京都岡本記念病院 看護部)

Keywords:呼吸管理、人工呼吸器、グラフィックモニター

医療技術の発展に伴い様々な医療機器が進歩してきた。人工呼吸器も同様に様々な換気モードが提唱されている。それに伴い昨今では人工呼吸器の目的や適応なども多様に変化してきている。その中で看護師はいかに患者さんの苦痛を取り除けるか、日々考慮しケア介入を実施している。また人工呼吸器関連肺障害や人工呼吸器関連肺炎をおこさないためのケアも日々アセスメントをしながら行っている。

 このアセスメントの指標となるものには、呼吸数や呼吸状態などフィジカルアセスメントに関するものからSPO₂やPaO₂などの数字として示されるものなどがある。これらの情報から最適なものを選択して看護ケアの提供をおこなっている。

 その選択肢の中で人工呼吸器から直接得られる指標も多い。代表的なものは換気量や気道内圧などの数字であるが、グラフィックモニターから得られる情報も多い。このグラフィックモニターから患者さんの呼吸状態や苦痛などを知り、呼吸仕事量の軽減をはかれるようケア介入できることもある。そのためには、グラフィックモニターの意味や正常、異常を知ることから考えてみたい。