第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

プラクティスセミナー(共催)

[PS19] AI音声認識による看護業務の効率化とその効果 共催:株式会社アドバンスト・メディア

座長:本舘 教子(聖マリアンナ医科大学病院 看護部)

[PS19-01] [プラクティスセミナー] 病棟でのAmiVoice活用の工夫と今後の取り組み

○高井 利奈1 (1. 前橋赤十字病院 看護部)

キーワード:音声認識、DPNS看護、時間外労働削減

自院では、2018年6月の新築移転後からiPhoneを活用し様々な業務改善に取り組んでいる。看護部と情報システム課でアプリの検討・検証を実施し、看護師の時間外労働削減目的で音声認識(以下AmiVoice)を導入した。自部署では、iPhone・AmiVoice担当係を選定し、係が中心となりAmiVoiceの利用推進を図るとともに、病棟年間目標に「AmiVoiceを活用し、効率的に業務を遂行する」を掲げ、病棟全体で取り組む体制とした。係が積極的に利用し、「全員が使用することができる」を月間目標とした。また、毎日行うカンファレンスでAmiVoice を活用して記録することを決定した。自部署は、利用している15部署の中で一番の使用量を誇っているが、毎月の使用者・使用量は偏りがあった。聞き取り調査では、「PCの方が使いやすい、誤入力の訂正が大変、フリック入力している」などの意見があった。課題はあるが、月に1人1回は利用することや、DPNSペア看護師の1人に利用してもらうなど、継続的に取り組んでいる。利用しているスタッフからは、「音声の方が楽、慣れれば使いやすい」などの意見が聞かれている。時間外削減との関連は課題であり、今後も効率的に看護業務を遂行するためのツールとして、積極的に活用していきたい。
《視聴後アンケート》
https://questant.jp/q/X3ACA7L9
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