第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

Presentation information

プラクティスセミナー(共催)

[PS19] AI音声認識による看護業務の効率化とその効果 共催:株式会社アドバンスト・メディア

座長:本舘 教子(聖マリアンナ医科大学病院 看護部)

[PS19-02] [プラクティスセミナー] AmiVoiceでスピードアップ 
-音声入力による看護記録時間短縮への取り組みー

○小西 香1 (1. 柏葉脳神経外科病院 人事・総合教育部)

Keywords:音声入力、看護記録時間の短縮


 看護の働き方改革を考えるうえで看護記録業務の負担は解決すべき大きな課題である。当院ではその解決策として、電子カルテへの記載を音声入力にすることで業務負担軽減を目指すこととした。音声入力のシステムとして、アドバンスト・メディア社AmiVoiceを2019年12月に導入。使用を呼びかけたもののほとんど普及しない状態だった。理由として「スマホに向かって一人で話しかけているのが恥ずかしい」「忙しいのに新しいことに取り組むのは面倒」「スマホやパソコン操作が苦手」等の声が聞かれた。そこで先行導入施設で成功事例を報告されていた聖マリアンナ医科大学病院に指導と助言をお願いすることとなった。同院でも導入当初は全く同じ状況で苦労したことを伺った。指導をもとに当院では、まず導入前の勤務実態の把握を開始し、次いで興味を持つ看護師を絞り込み使用してもらい、取り組み4ヶ月目で導入前後の勤務実態の変化を評価することとした。習熟した看護師で看護記録に要する時間が、急性期病棟で20分、亜急性期病棟で60分短縮されていることがわかり、その手ごたえを感じている。また、取り組みに対し前向きな意見が聞かれるようになり、全体への普及が期待される。

《視聴後アンケート》
https://questant.jp/q/X3ACA7L9
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