第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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プラクティスセミナー

[PS2] 一歩進んだ早期離床 ベーシック -ととのいました!早期離床のコンディショニング-

[PS2-01] [プラクティスセミナー] 一歩進んだ早期離床 ベーシック 
ーととのいました!早期離床のコンディショニングー

○鮫島 真奈1 (1. 東京品川病院 看護部)

Keywords:早期離床、PICS、PICS-F、ABCDEFバンドル、ICU-AW

「早期離床」

 やったほうがいいのはなんとなく知っていて、現場でもやっていますよね。

 ただ、学校や臨地実習ではあまり習わない分野です。クリティカルケアに関わるようになってからも、患者さんの病態の把握や技術取得に手いっぱいで、勉強が後回しになりがちではありませんか。 (私はそうでした)

 皆さんも知っている通り、重症だからといって患者さんに安静臥床を強いる必要はありません。むしろ動かさないことによるデメリットがたくさんあります。

 ただし、重症だからこそ、患者さんを動かす前の準備が大切です。

 鎮痛鎮静、デバイスの管理はもちろん、病態に合わせて適応や開始基準を考えます。患者さんや家族に説明して同意を得ることも大切です。安全に動かすために必要な人員はどれくらいでしょうか。コメディカルとも連携をとっていきます。急変時の備えも必要ですね。

 本セミナーのベーシック編では、そもそも早期離床をしたほうがいいのはなぜか?というところから、重症患者さんの離床を進めるにあたって知っていてほしい知識、考えてほしいこと、必要な準備についてお話いたします。

 先輩の真似っこや、ルーチンでやっている離床ではなく、自分でリハビリプランを立てて、自信をもって離床を進めていけるようになることを目的としています。

 「しっかり準備して、ととのいました…!」では、患者さんを起こしてみましょう。
PS2-01