第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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プラクティスセミナー

[PS3] あれ?もういない早期離床 アドバンス

[PS3-01] [プラクティスセミナー] あれ?もういない早期離床 アドバンス

○柳田 和之1 (1. 福岡和白病院 看護部)

Keywords:早期離床


 2018年度診療報酬改定で「早期離床リハビリテーション加算」が新設されたこともあり、「早期離床」がICU入室患者にとって効果がある事だという事は集中治療部で働く看護師にとって、かなり認知されてきているのではないでしょうか。

 ひと昔前まで、大手術や過大侵襲下にある患者は、ベッド上でしばらく安静臥床を強いられていました。その後いざ起きようとすると、筋力は低下し、患者の気持ちもなかなか上向かないような状況をよく目にしていました。現在のように、より早期に患者を離床させようという意識は低かったように感じます。そしてそれは大昔のことではなく、ここ10年ほどのように感じています。しかし、どんなに早期離床が効果的だと言われていても、重症患者のリハビリテーションはとても恐怖ですし、気を使いますよね。「より安全に」と考えると、リハビリをしたくないと考えてしまうかもしれません。

 そこで、今回の講義を通してそのような看護師を対象に『離床のコツ』をベーシック編に引き続き、出来る限りわかりやすく解説したいと思います。そしてこの講義を聞いた次の日から皆様の現場での行動が少しでも変わることを期待しています。
PS3-01