第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

講演情報

プラクティスセミナー

[PS9] 循環管理、はじめの一歩 -パラメータから何がみえる?どう活かす?-

[PS9-01] [プラクティスセミナー] 循環管理、はじめの一歩 ーパラメータから何がみえる?どう活かす?ー

○石田 幹人1 (1. 関門医療センター 看護部)

キーワード:循環管理


 救命救急センターや集中治療室に入院している患者は、様々な機器に囲まれています。患者を見守るモニタリング機器もその一つです。現在は基本的な循環パラメータである心拍数や血圧に加え、動脈ラインに接続したデバイスから心拍出量や体血管抵抗などのパラメータを得ることができます。過大侵襲を受けた患者の呼吸・循環管理は非常に重要です。患者の循環動態の変化を捉えるために「前負荷」「心収縮力」「後負荷」の評価は、そこに従事する看護師であれば避けて通れません。

 「循環動態に注意して!」

 クリティカル領域においてこの台詞を聞かない日はありません。経験の浅い看護師や新たに配属された看護師にとって、様々なデバイスから得られるデータを統合、判断することはハードルが高く、苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。この講義では心拍数や血圧、動脈圧波形など循環動態を捉えるために必要な基本的パラメータの解釈、そして看護ケアや報告にどう活かしていくのかを講義していきます。