第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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交流集会

[EM2] 今だからこそ事例研究で看護を発信! −データ収集とデータ分析に焦点を当てて−

Sat. Jun 11, 2022 10:00 AM - 11:20 AM 第7会場 (総合展示場 314-315会議室)

委員会:研究推進委員会

10:00 AM - 11:20 AM

[EM2-01] 研究推進委員会交流集会 今だからこそ事例研究で看護を発信! −データ収集とデータ分析に焦点を当てて−

○松本 亜矢子1、吉田 紀子2,7、明石 惠子3,7、佐藤 まゆみ4,7、伊藤 真理5,7、清村 紀子6,7 (1. 金沢大学附属病院、2. 独協医科大学病院、3. 名古屋市立大学大学院看護学研究科、4. 順天堂大学大学院医療看護学研究科、5. 川崎医療福祉大学保健看護学部保健看護学科、6. 大分大学医学部看護学科、7. 研究推進委員会)

Keywords:事例研究

研究推進委員会では、第17回学術集会の交流集会で「今だからこそ事例研究で看護を発信! 事例研究を始めたい人に聞いてもらいたい座談会」をテーマにオンライン上でハンズオンセミナーを開催しました。参加者アンケート結果から事例研究への関心の高まりが感じられ、データ収集や分析について知りたいというご希望がありました。そこで今回は、事例研究におけるデータ収集と分析・統合に焦点をあて、事例研究への理解を深めていきたいと考えています。

 看護師は日々の実践の中で経験を積み上げており、とてもよい結果が生まれる事例にも遭遇します。しかし、素晴らしい看護の実践は自認されにくく、言語化に至らぬまま埋もれてしまうことがあります。皆さまの経験知が形式知に変換されないということです。事例を通して得られた看護の意味を見つけ出して名前をつける、概念化する。そして、その見出された看護を目の前の患者さんの個別性を考慮しながら実践に活用することで、新たな看護の価値が創られます。より良い看護実践のバリエーションが豊かになります。実践の現場から、新たな看護の価値を創り上げていくことができる事例研究は、実践の科学である看護にとってはとても有意義な研究方法の一つだと考えています。
 今回の交流集会では、クリティカルケア看護領域での事例研究の経験者とともにデータ収集と分析・統合の方法を議論いたします。皆さまのご質問にもお答えいたします。多くの方々のご参加をお待ちしております。