第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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プラクティスセミナー(オンデマンド)

[WS1] プラクティスセミナー(オンデマンド配信)

Sat. Jun 11, 2022 10:00 AM - 4:00 PM プラクティスセミナー (オンデマンド配信)

3:00 PM - 4:00 PM

[WS1-06] 看護研究の進め方

○櫻本 秀明1 (1. 日本赤十字九州国際看護大学)

Keywords:研究デザイン、研究方法

研究に『看護』とあえてつける必要があるのかどうかはさておき、みなさんは研究の進め方の何が知りたいのだろうか。
大学教員を含む研究機関所属の職業研究者には、おそらくこのオンデマンドセッションは必要ないであろう。であれば大学院生や臨床で研究をとお考えの方に、届けるもののようにも思う。加えて、大学院生は、各指導教員から勉強することを考えると、ここでの対象は自ずと臨床で研究をとお考えの方に限られる。  
そうした方に私がこのオンデマンドセッションでお伝えしたいことは、

・「それは本当に研究しなければ解決できないことなのか」をあらためて調べ直す方法
・日々の実践の結果を研究として報告する方法

の2つである。
今回は前者に軽く触れたうえで、後者の日々の実践結果を研究として報告する方法に絞って発表させていただければと思う。特に、日々の実践結果の多くは、医療の質改善活動(Quality Improvement)として海外雑誌等でも報告することが可能である。とはいえそこにはルールやちょっとしたコツも存在する。筆者の経験も含めそうしたことをみなさんと共有できたらと思う。

1) Ogrinc, G., Davies, L., Goodman, D., Batalden, P., Davidoff, F., & Stevens, D. (2016). SQUIRE 2.0 (Standards for QUality Improvement Reporting Excellence): Revised Publication Guidelines From a Detailed Consensus Process. Journal of nursing care quality, 31(1), 1–8. https://doi.org/10.1097/NCQ.0000000000000153
2) SQUIRE 2.0 Guidelines 一覧表http://squire-statement.org/index.cfm?fuseaction=Page.ViewPage&PageID=471