第24回日本糖尿病教育・看護学会学術集会

Session information

交流集会

交流集会11
患者教育における熟練看護師のプロの技
~患者教育専門家として醸し出す雰囲気~

Sun. Sep 22, 2019 1:30 PM - 2:40 PM 第4会場 (3F 301)

井上 智恵1, 河口 てる子2, 東 めぐみ2, 大澤 栄実3, 太田 美帆4, 長谷川 直人5, 安酸 史子6, 岡 美智代7, 道面 千恵子8, 小林 貴子9, 近藤 ふさえ10, 伊波 早苗11, 横山 悦子10, 滝口 成美12, 小田 和美13, 小平 京子14, 恩幣 宏美7, 伊藤 ひろみ15, 下田 ゆかり16
(1.大阪医科大学附属病院, 2.日本赤十字北海道看護大学, 3.名古屋医療センター, 4.東京家政大学, 5.自治医科大学, 6.関西医科大学, 7.群馬大学大学院, 8.九州大学大学院, 9.横浜創英大学, 10.順天堂大学, 11.草津総合病院, 12.大森赤十字病院, 13.札幌市立大学, 14.関西看護医療大学, 15.元砂川市立病院, 16.杏林大学医学部付属病院)

【企画趣旨】
 糖尿病をコントロールするには自己管理が必要になりますが,患者だけでは自己管理の継続が困難なため看護師による患者教育が重要になります。私たちは1994 年に患者教育研究会を結成し,効果的な患者教育とは何かを検討した結果,熟練看護師の患者教育を可視化した「看護の教育的関わりモデル」を開発しました。第23 回学術集会では「看護の教育的関わりモデル」をテーマに交流集会を行い,その時のアンケートではモデルの概念をもっと詳しく知りたいという多数の意見がありました。そこで,今回は「患者教育専門家として醸し出す雰囲気(PLC:Professional Learning Climate)」をテーマに交流集会を企画しました。
 患者教育を行う際に専門領域の知識を有していることは極めて重要ですが,それだけでは効果的な関わりはできません。そこで,さらに重要になるのが,「この看護師さんの言うことならやってみよう」と患者に思ってもらえるような看護師の雰囲気や態度を兼ね備えていることです。このPLCには「心配を示す」「尊重する」など11 の要素があります。患者教育を行う際,自分はこのような態度で患者に接していると思っているかもしれません。しかし,実際の場面では「心配を示す」といいながら,「不安ですよね」と言葉を先取りして患者の心配を分かったつもりになっていたり,「尊重する」といいながら,患者に口を挟ませないように話をしていたりすることがあります。本交流集会では,患者との関わりの一場面を見て頂き,行動レベルとしてのPLC は何かをフロアの皆様と一緒にディスカッションしたいと考えています。多数のご参加をお待ちしています。

参考文献:河口てる子編集『熟練看護師のプロの技見せます! 慢性看護の患者教育-患者の行 動変容につながる「看護の教育的関わりモデル」』,メディカ出版,2018年
【プログラム】
1. 企画趣旨の説明(5分)
2. 患者教育専門家として醸し出す雰囲気の解説(20分)
3. ロールプレイ・意見交換・解説(30分)
4. 全体意見交換(10分)
5. まとめ・アンケート(5分)

井上 智恵1, 河口 てる子2, 東 めぐみ2, 大澤 栄実3, 太田 美帆4, 長谷川 直人5, 安酸 史子6, 岡 美智代7, 道面 千恵子8, 小林 貴子9, 近藤 ふさえ10, 伊波 早苗11, 横山 悦子10, 滝口 成美12, 小田 和美13, 小平 京子14, 恩幣 宏美7, 伊藤 ひろみ15, 下田 ゆかり16 (1.大阪医科大学附属病院, 2.日本赤十字北海道看護大学, 3.名古屋医療センター, 4.東京家政大学, 5.自治医科大学, 6.関西医科大学, 7.群馬大学大学院, 8.九州大学大学院, 9.横浜創英大学, 10.順天堂大学, 11.草津総合病院, 12.大森赤十字病院, 13.札幌市立大学, 14.関西看護医療大学, 15.元砂川市立病院, 16.杏林大学医学部付属病院)