第24回日本糖尿病教育・看護学会学術集会

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交流集会

交流集会6
診療看護師が行う糖尿病看護を知ろう!

Sat. Sep 21, 2019 4:30 PM - 5:40 PM 第9会場 (1F 104)

熊野 真美1, 原 光明2, 窪岡 由佑子1, 森 加苗愛3 (1.大分県立看護科学大学大学院, 2.特定医療法人社団春日会黒木記念病院, 3.大分県立看護科学大学 成人・老年看護学研究室)

【企画趣旨】
 1965 年に米国で最初のNP(Nurse Practitioner)プログラムが開始されました。米国におけるNPとは、医師から独立して対象者に自律的にプライマリケアを提供することができ、医師の指示がなくとも自らの判断で処方や医療的処置を行う事ができる看護師とされています。
 その後日本でも高齢社会や医療・保健サービスの地域格差などを背景に、効率的でタイムリーな医療サービスの提供を目指し、2008 年大分県立看護科学大学修士課程でNP 養成コースが開設されました。日本における診療看護師(NP)とは、日本NP 教育大学院協議会が認めるNP 教育課程(大学院修士課程)を修了し、同協議会が実施するNP 資格認定試験に合格した者で、特定行為を実施できる看護師と定義されています。特定行為に係る看護師の研修制度に関する省令の交付を受け、2015 年に特定行為研修も開始されるようになりましたが、医師の包括的指示の範囲内においてのみ特定行為が行える現状で、診療看護師(NP)でも同様です。しかし特定行為の実施のみならず、医師と協働しながら、高度な思考力、判断力、実践力を備えた高度実践看護師として、全国で400 名以上が活動しています。
 さらに日本看護協会では、看護の基盤をもちながら、医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行う、米国等のような「ナースプラクティショナー」の資格が必要だと考え、重点政策・事業でナースプラクティショナー(仮称)制度の構築を進めているところです。このような背景を受け、今回、診療看護師(NP)の役割とともに、活動の実際と診療看護師(NP)による糖尿病看護の思考過程について紹介したいと思います。診療看護師(NP)に興味をお持ちの方、ぜひご参加下さい。



【プログラム】
1. 交流集会趣旨説明
2. 診療看護師(NP)とは
3. 事例紹介
4. グループディスカッション
5. まとめ・アンケート