第24回日本糖尿病教育・看護学会学術集会

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交流集会

交流集会7
どうすべき? まず語り合おう!
糖尿病をもつ男性のセクシュアリティの看護に関する困りごと

Sun. Sep 22, 2019 9:10 AM - 10:20 AM 第7会場 (3F 304)

森 加苗愛1, 岩本 由衣2, 片桐 美奈子3, 窪岡 由佑子4, 熊野 真美5, 菅原 加奈美6, 原 光明7, 松井 美貴8, 山﨑 優介9(1.大分県立看護科学大学, 2.長崎医療センター, 3.愛知医科大学病院 看護部, 4.兵庫医科大学病院, 5.大阪市立総合医療センター, 6.多摩センタークリニックみらい, 7.特定医療法人社団春日会 黒木記念病院, 8.済生会松阪総合病院, 9.広島市立安佐市民病院)

【企画趣旨】
 糖尿病をもつ多くの男性が、セクシュアリティに関する悩みを抱いていることを知っていますか?また、あなたは糖尿病看護に携る日々の中で、男性のセクシュアリティの問題への対応方法で悩み困ったことはありませんか?
 糖尿病は、その病態や療養生活のストレスから勃起障害(Erectile Dysfunction:以下ED)など男性のセクシュアリティに様々な影響をおよぼします。植木(2002)は、男性糖尿病患者のEDの合併率は66.0%であると報告しています。
 しかし現在、医療システムや医療職者の人材教育等の課題、また性を公に語ることが希薄な日文化などを背景に、男性のセクシュアリティの悩みや問題は表面化しにくく、十分な看護が実践されていない現状があります。これは、1 人でED に悩む男性が、偽造医薬品を購入して健康被害に至る可能性を高めており、糖尿病看護における重要な課題です。
 セクシュアリティは人間を全人的・包括的に捉える概念であり(L.A. カーケンダール 1972)、人間の基本的人権です。糖尿病をもつ男性の豊かな生を支援することは、糖尿病看護に携る看護職者の責務であるといえます。しかしながら、セクシュアリティに対する看護は、プライバシーに深く関わるが故に、その対応方法について悩み、困難を感じている看護師は多いといえます。
 本交流集会では、糖尿病が男性のセクシュアリティにおよぼす影響や看護についてのミニレクチャーを行います。そして、日頃の糖尿病をもつ男性のセクシュアリティの看護に関する疑問や困った経験などについて語り合いたいと思います。参加者同士の語り合いやミニレクチャーを通じて、少しでも明日からの男性のセクシュアリティへの看護の糸口を見出したいと考えます。
 難しいけれどとても大切な問題について、まずは本交流集会で語り合いませんか?



【プログラム】
1. 趣旨説明:5分
2. ミニレクチャー「糖尿病と男性のセクシュアリティ」:15分
3. 意見交換(グループおよび全体討議):30分
4. ミニレクチャー「糖尿病をもつ男性のセクシュアリティの看護」:10分
5. まとめ:5分

森 加苗愛1, 岩本 由衣2, 片桐 美奈子3, 窪岡 由佑子4, 熊野 真美5, 菅原 加奈美6, 原 光明7, 松井 美貴8, 山﨑 優介9 (1.大分県立看護科学大学, 2.長崎医療センター, 3.愛知医科大学病院 看護部, 4.兵庫医科大学病院, 5.大阪市立総合医療センター, 6.多摩センタークリニックみらい, 7.特定医療法人社団春日会 黒木記念病院, 8.済生会松阪総合病院, 9.広島市立安佐市民病院)