第27回日本糖尿病教育・看護学会学術集会

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国際シンポジウム

国際シンポジウム

Sat. Sep 17, 2022 1:30 PM - 3:00 PM 第1会場 (5F 大ホール)

座長:谷本 真理子(東京医療保健大学医療保健学部看護学科/医療保健学研究科)
   吉田 多紀(筑波メディカルセンター病院)
イントロダクション:西垣昌和(国際医療福祉大学大学院)
委員長:谷本 真理子(東京医療保健大学医療保健学部)
委員:餘目 千史(日本赤十字北海道看護大学)、グライナー 智恵子(神戸大学大学院)、末永 由理(東京医療保健大学医療保健学部)、西垣 昌和(国際医療福祉大学大学院)、山口 裕子(神戸大学大学院)、吉田 多紀(筑波メディカルセンター病院)、劉 彦(東京医療保健大学千葉看護学部)

(L/O)

 アジアにおける糖尿病患者の増加を背景に、日本糖尿病教育・看護学会では2018年に国際交流委員会が発足した。委員会で東・東南アジアの8つの国・地域を選定して医療提供体制及び糖尿病患者の実態の調査を行った。その結果、調査対象国/地域のすべてに糖尿病教育・看護に関する専門職団体が存在していたものの、医療専門職の国民一人当たりの人数には格差がみられた。さらに、妊娠糖尿病の有病率、および1型糖尿病患者数が突出する国がみられ、アジアにおける糖尿病セルフケア支援の重要性が確認できた。
 糖尿病患者のセルフケアを支えるには、人々の生活文化の理解が重要である。今回のシンポジウムでは、特に食文化と食事療法支援に着目し、タイ、インドネシア、中国、韓国の看護職者から、地域における食文化と食事療法の実際についてお話いただく。
 本シンポジウムでは、アジアにおける食文化と文化を反映した看護の支援の実際を知り、文化的多様性を考慮した看護の実践について考えていきたい。